映画「崖の上のポニョ」

これはちょっと扱いが難しい映画かもしれません。
これは親子で見に行って欲しいです。できればお父さんと。
昔の宮崎作品を見ている人にとっては懐かしいかもしれません。
ハイジがどこに吊るされているかも分からないブランコに乗っていたり、ハイジがおじいさんとベッドのシーツを変える時に、空中に浮いてしまうくらい軽かったり。どでかいパンダが軽やかの動きでジャンプしてたり、ルパンがありえないほどのジャンプ力で屋根の上を飛んだり、コナンがものすごい高さを飛び降りても平気だったり。
宮崎駿の描くアニメーションはそういうアニメーションです。

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映画「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0」

結論から言うと別にファン以外は見なくてもいい。
ファンが見ても中途半端だと思うのが大半だと思います。
まず音響に関して。
ハリウッドのスカイウォーカーサウンドが担当したらしいけれども、
武器や兵器関連の音が格段によくなった気がします。

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映画「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」

実はこれまでインディシリーズは見たことが無かったので映画を見る前に前作を全てみました。
短期間に全て見たので、十数年経ているとは思えないほど違和感はなかったです。
(ちなみに一番好きなキャラはインディの親父さんね。作品としては第一作がまとまっていたかも)
確かに映像技術は今の方が進化していますが、基本的にはアメリカのコメディでありドラマであり、スターウォーズ好きならば時折その欠片を見つけることができると思います。
前三作品を見てからの方が(せめて第一作は)「なるほど」と思う部分はありますが、流れに任せて見ていても面白い作品だと思いました。
映画好きなオッちゃん二人が作った映画ですから、ハリウッドらしいエンターテイメント映画だと思います。

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映画「ショーシャンクの空に」

この作品を初めて見たのは中学か高校くらいの時だったと思います。
そのときは不条理さへの憤慨や、ラストの爽快感から感動を覚えたけれども、最近、見直してみると、どうも違うところに琴線が移っているように思いました。
キーワードとしては「人生」と「老い」
あと加えると「友情」
もともとヒューマンドラマだったじゃーんと言われても、思春期の自分にはとうてい理解のできないテーマで、かといって今なら理解できるかと言われるとそうでもないです。
やっと興味がでてきたところという感じです。
不条理や爽快感も感じましたが、思った以上に淡々としている映画でした。
ただ、淡々と叙述しています。それがかえって涙を誘います。
刑務所ネタは他の映画でもあるし、死刑や終身刑の制度についての問題提起は特に考えないようにしました。時代も違いますし、価値観も違いますし。