とりあえず観たよという記録。家庭内パンデミックの話はまた今度。
- やはり下準備が必要だった。ワンダビジョンは見てたけど、ロキやワットイフのドラマも見ておいた方が良いらしい。
- なんとなくだけど、アメリカ・チャベスが中心になりそうな予感
- ネッドあたりがストレンジやウォンの弟子になってないかなぁと思ったら、それは流石になかった
- スパイダーマンの話はでたけど、今後も絡みが出てくれるとうれしい
- アベンジャーズに慣れていたせいかキャラクターの少なさに気づく。でも全体の時間を考えればちょうど良いくらい。
とりあえず観たよという記録。家庭内パンデミックの話はまた今度。
多分きっかけはコロナ禍だったと思う。インドアの時間が増えて、ちょうどセールで売っていたPS4のスパイダーマンを買った。それから少し放置していて、前後してスパイダーマンの映画をいくつか見る。たしかAmazingの方だ。2まで見て次の動きに躊躇する。というのも、MCU版と呼ばれるアベンジャーズの一員になったスパイダーマンの方は、そもそものアベンジャーズの流れを追っていなかったので、その辺りのキャッチアップが億劫だった。
ほどなくしてゲームにもハマる。そして、一番ハマったのは長男の方だった。あっさりクリアして、続編もさっさと終わらせてしまった。
そしていよいよMCU版を見る。というのも完結編?のスパイダーマン ノーウェイホームがちょうど公開していたからだ。最低限の復習(ホームカミングとファー・フロム・ホーム)だけ鑑賞した。ここで一気に熱が上がる。2002年のトビー・マグワイア版から見ていて良かったと思わせる内容だった。
なんでDisney+で見れるようになったかとかを長男に説明するために(あとはAmazingはなんで2で終わったのかとか)、いろいろ調べてみると、本当に色々あったらしい。リアルタイムにウオッチしていたらきっと気が気じゃなかったと思う。
そしてスパイダーバースを見る。これまたストーリーも表現方法も面白かった。続編に期待である。
さて、ハマる理由はあまり考えても仕方ないと思って深くは考えていないが、状況としてはキャラクターやキーポイントは変わらない。時代に合わせてストーリー展開をフィットさせることができる。借景や2次創作という見方もでるかも。だから、このEARTHではこういう展開なのかーと、味わうことができる。そして、それらは並行世界ということで、一応どの作品も矛盾なく存在できる。EARTHはそのバージョンを表す。
これはスーパー戦隊シリーズや平成から続く仮面ライダーシリーズに通ずるものがある。様式美と時代へのフィット。そして並行世界。
長男はわりと真面目にヴィブシューター作りたいとかスパイダーマンになりたいとか言い出している。ゆるーく応援する。1つだけ作中の名言がすごく良く、たぶんこれからの人生に役立つと思って、心に留めておくように話している。「大いなる力には大いなる責任がともなう」どの作品も共通して使われるフレーズだ。英文だと「with great power comes great responsibility.」いわゆるノブレス・オブリージュだ。
ところでMCU版を見始めるとやはり補完が必要で、アベンジャーズ(特にスパイダーマンが関わる2作)と初登場のシビル・ウォーも見る。そうすると案の定、他の登場人物のストーリーも気になり、追いかける展開となってきた。今現在、マーベル作品はフェーズ4らしいが、まずはフェーズ1-3を履修したいところだ。
以下は並行世界のEARTHの覚え書き。
フルスペックのIMAXで見たいけど、見れそうにないので感想を書き置き。
賛否両論ありますが、個人的には8割以上音楽が要因で泣かされた感じです。別の言い方すると、音楽と画の力だけで、泣けます。
多分この映画の音楽を語る前に中村佳穂について、語らないといけないのですが、最初の予告を見た時にすぐに分かったんですね。この声は中村佳穂じゃん、と。それくらい特徴的。
中村佳穂を知ったのコロナ禍になるちょっと前で、Youtubeにおすすめで出てきてライブ映像かなにかだったけども、すぐにアルバムを購入。つまり衝撃的だったわけです。どうやらだいぶ前にTVでも取り上げられていたみたいで、バズっていたみたいです。
さて、期待値が高まる中、いろいろ制作過程があきらかになり、鑑賞したわけですが、なるほどな(やられたな)と思ったのが2点。
1つ目は、「美女と野獣」を下敷きにすることで、ストーリーの推進力を借りていたということ。よくよく考えると主人公たちのモチベーションが薄いんですね。でも、ストーリー展開の下敷きがあると、見る側も暗黙的に期待し了解しているわけで、あとは勢いとアニメーションと音楽の質で畳みかけるので、なるほどなと。
2つ目は、最初の母親のエピソード。事前情報としては父子家庭というのは分かってはいましたが、その経緯は語られておらず。これを先に語ってしまうのは、設定落ちになりかねないのですが、この映画ではこのエピソードを雛形にいくつかの関係性を展開していくわけで、その点では、なるほどなと。
あとは、アニメーションの美しさと歌声にやられて、ボロ泣きしてしまいました。音楽を聞いただけで泣けます。
ところで、どうしてもストーリーの細部について、リアリティに欠ける部分は否めないのですが、多少擁護というか容赦をすると、細田さんは描きたいエピソードやシーンしか描かないんだなと。その傾向は昔からあったし、未来のミライの時もそうだったし、まぁそういう監督なんだと。たぶん現代劇でなかったらすんなり受け入れられたんじゃないかなと思うわけです。奇しくもハウルの動く城のような、完全ファンタジーの世界であれば。
25年たってようやくすっきりした昇華、いわば卒業ができたような気がした。
続きを読む 映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」