映画「ハケンアニメ」

観たよという記録。いろいろ考えを巡らせても脇道に逸れて迷走しそうだったので。

  • こらは良質な仕事ドラマだった。
  • イチからゼロを生み出すジリジリとした焦燥感というのは痛いほど共感したし、そうだったなと思い出した。
  • 今現在、会社員としてはプロデューサー両名に感情移入しっぱなしだった。
  • 窪之内英策さんの絵を堪能した。ここ十数年はアーティスト活動が中心だけど、ツルモクの時代から知ってる自分としては、良質なアニメとして見れるのは感無量。
  • アニメ制作現場のアップデートができた。正確には今はもっと違うらしい。細かい経緯はおいといて、デザインプロセスを考えるのは楽しい。
  • 自分の作品が誰かの人生に影響を与えたかもしれない話
    • ここから脇道。映画を見ていて思い出した。
    • 自分の大学の卒業制作を見て研究室に来たという後輩がいた。
    • 正確にはその当時の研究室の活動だったのかもしれない。卒業制作もグループワークだったし。
    • 言われた時は嬉しかったけど、戸惑いと怖さもあった。
    • 彼らはそれぞれ特異な世界で活躍している。
    • なんとなく彼らの行く末は見守り・ウォッチしている。

映画「カーズ/クロスロード」

だいぶ前に観ましたが諸々メモです。

この映画のおかげでこれまでの作品を地上波で観ることができました。カーズ2がだいぶ脱線してたので、今作品に「3」がつかない理由がなんとなく分かりました。正当な続編とも言えるし、前作からだいぶ時間が経っていることも要因かもしれません。

さて、ストーリーはと言うと、一言で言えば「後生畏るべし」。社会人10年目を迎えた自分としても共感できる部分が多々ありました。盛者必衰とも言えるけども、それぞれのフェーズを踏まえた情熱であったり信念を持つべきなのだなと、身につまされる思いでした。その辺りは考えてもいつも思い悩んでばっかりいますけど。

とはいえ、モータースポーツの面白さも満載だったので、5歳の長男も楽しんでましたが、大人も充分楽しめる内容でした。

CGについては初期に比べるとかなり進化していて、ちょっとした遠景の撮影くらいなら不要になっていくんじゃないかと思います。(車の描写がリアルすぎてロングショットの走行シーンは本当に人が乗っているかのような、本末転倒な錯覚さえありました)

少し気になったのはローカライズの部分で、近年はだいぶ力をいれてくれているの分かるのですが、カーズについて言えば、速度表記がマイルのままで、セリフがキロメートルだったりして、観ていてちょっとした混乱がおきました。可能なら合わせて欲しかったし、それが不可なら、せめてセリフはマイルのままでも良かったんじゃないかと思います。

映画「美女と野獣」

だいぶ前に観た感想を書き留め。

 

実写をみる前に復習がてらアニメ版を観たのですが、終始比較してしまいあまり良くなかったかもです。

役者も良かったし音楽も新しいものが聞けて良かったは良かったのですが、逆にアニメ版の演出のすごさやまとめ方の良さが際立ったかもしれないです。

実写との若干の違いとして、まずは魔女の存在。結局何をしたかったのか、分かるは分かるけれどもやや説教くささがちょっと気になりました。

あとはラストの描きかた。正直アニメ版の方が好みでした。CGだろうとセルだろうと、”アニメーション”という点では評価の観点は変わりはないです。(うまく言語化できないのですが、動きの抑揚、観客の視点の誘導、音楽との調和といった感じです)

アニメ「龍の歯医者」

ほんと映画でも良かったんじゃないかと思うクオリティでした。

直前に本質的じゃない部分で騒がれちゃいましたが、そういう雑音をはねのけるほどの出来栄えだったと思います。(主人公の声は今後ほぼ聞けなくなると思うともったいなかった・・・)

アニメーター見本市から派生した作品ですが、そこで参加していたスタッフがほぼほぼ参加していたようで、音楽はi-depだったところもツボでした。

映画化でもよかったと思うのですが、テレビでNHKでスペシャルでアニメ化というのは無難な落とし所だったのかもしれません。むしろ1~2クール連続アニメでも良かったんじゃないかとも思いますし。

こういう取り組みが続いていってくれると個人的には嬉しいです。