東京オリンピック2020・パラリンピック2020雑感

開催には半分以上賛成だったけれど、いろいろあって、総じて残念なイベントになってしまったなという感想になった。なんともしょっぱい。

ケチのつけ始めはどこからだろう。

1つは開催時期。64年の時も「日本の夏はないだろう」となって秋になった(いだてんで知った)。暑さ対策はどれもこれも厳しい印象だったし、挙句の果てはマラソンは北海道開催になった。東京とはなんぞや。

少し話はずれるが、NHKの大河ドラマの「いだてん」と朝ドラの「エール」は良かった。エールは総集編で履修した。示唆深いことが多く、コロナ禍から更に混迷を極めた状況では、その示唆が金言のように思えた。

まず1つは、40年の幻の東京開催を返上するところ。副島氏が「挙国一致ではなくスポーツ精神に基づくべき」「今の日本は貴方が世界に見せたい日本ですか!」と説くところ。40年の五輪は関東大震災から復興の象徴みたいな面もあった。64年も戦後の復興の色が濃かったみたいだけど、結局政治とは切り離せないものの、まーちゃんの奮闘ぶりが伺えた。

その64年のオリンピックのオープニング曲を作曲したのが古関裕而。彼を題材にした「エール」では(本当かどうかしらないけど)こんなような意味のセリフがあった。「復興を高らかに叫ぶマーチになんかしたくなかった。もっと普遍的な世界中の人々が心高鳴る音楽にしたかった。」コロナ禍前は「震災から復興した象徴」とか言っていたけど、コロナ禍以後は「コロナに打ち勝った象徴」とか言い出して、いろいろ見失った状況にぐさりと刺さる言葉だった。その古関裕而が作曲したオリンピックマーチは今回のオリンピックの閉会式で再び演奏された。なんだか少し救われた思いがした。

さて、開催時期の次はエンブレムとスタジアムである。エンブレムは盗作騒ぎに始まり、佐野氏のこれまでの作品に穿った目が向けられる。思えばこれが後のキャンセルカルチャーのくすぶりだったか。最終的に決まったエンブレムもよかったが、作品自体でいえばモーションも考えられていて悪くなかったと思う。

スタジアムの方はほうぼうからケチがつけられ白紙になった。そして今の味気ないものになった。残念ながら負の遺産になりそうだが、唯一グッジョブといえそうなのが、観客席の色をランダムに配色したことで、空席が目立つといったことが無いようにした点。これは後に功を奏する。思えば、2016年招致の時は湾岸地域にスタジアムを建設する予定だったはずである。諸々経緯を経て建て直しになった。これも政治が絡む。そういえば工期が厳しく過労死した若者もいた。コロナ禍がもっと早ければそれもなかったかもしれないと思うと痛ましい。そして、ザハ氏の遺作になったかもしれないと思うと、それはそれで残念だった。

いずれも「そもそも気に入らない」を通り越して「決めた方が不透明」だとか「お金がかかり過ぎる」とか言って、「そもそもお前らのやることが気に食わない」という空気感ができてしまったのが不幸だった。そういった空気感の醸造も含めて政治力なのかもしれない。お祭りの雰囲気にはなかなかならなかった。やはり、処々出てくる情報が少しずつ残念だし、特に暑さ対策では現実的で効果的な案が出てこず、空気感の醸造を阻害したと思う。阻害というよりはそれが真っ当な反応。

お祭りの空気はリオ五輪の閉会式のパフォーマスで、うまく整った気がする。演出はさすがだったし、期待値も高まったように思う。後のラグビーW杯の盛り上がりも影響したかもしれない。単純にスポーツは面白い。それで良かったのだ。そして、それが極東の魅惑の都市で開かれる。ただの一般人してみれば五輪は観光とセットなのだ。

そして、コロナ禍である。さっさと延期・中止をすべしと思っていたけど、現場の調整は相当難儀したんだろうと想像する。空気の読み合いについては、日本特有と言われがちだが、IOC も含めてチキンレースぷりは酷かった。酷いとうのは、結果論だけど、こういう状況の時のリーダーというのはなかなかつらい立場だなと思う。

延期の話が持ち上がったときに、朝の情報番組でオリンピアンのコメンテーターがえらく熱っぽく延期反対を訴えていた。当時理解できなかったが、いざオリンピックが開催されると分かるような気がした。全選手がオリンピックの日程に目がけて活動していく中で、たとえ1年でも大きなズレになる。都知事が同様の旨を含めて「2年延期はない」「再延期は困難」と言っていた。選手目線では確かにそうで、これもタラレバだけど、ベテランの選手がメダルは取れていたかもしれないし、そもそものメンバー選考も変わっていたかもしれない。逆もしかり。しかしながら、これは運命として受け入れるしかない。

1年延期となったが、パンデミックはなかなか終息しそうになかった。歴史に学ぶなら2〜3年かかる。半分以上賛成していた自分の中のオリンピック・パラリンピックは夢と幻になった。中止もありうる。開催したとしてもおそらく観戦たどままならない。それよりは命を守る方を優先する。おそらく、自分が生きているうちに思い描くような自国開催というのは二度と無いだろうし、もしかしたら、自国開催でなくともオリンピック・パラリンピックの開催自体が難しい状況が続くかもしれない。

2020年の年末、オリンピック開会式について、不穏なニュースが流れる。当初予定の演出チームが解散し、パラリンピック閉会式の演出予定だった小林賢太郎さんがスライドした(ジョインが発表されたのはもっと後だったが、同時期にパラリンピックの開会式・閉会式の演出チームの解散が報じられていた)。後の経緯から推察すると、おそらく、火中の栗を拾う思いだったのだろうと思う。政治的な差し込み案件が多く、前々任者の劣化版と言われたプランの下地が既にある中、また、そもそも開催自体が不透明な中、誰もやりたがらないだろうという状況だったのではないか、というのが素直な印象だ。功名心があったのでは?という指摘もあったが、賢太郎さんはもうそんな若手ではない。メインカルチャーの担い手が誰も拾わない中で、白羽の矢が立った、あるいはみかねたというのが、想像するところである。

それからの半年は、「本当に開催するの?」という気持ちと「開催したらそれはそれで楽しんじゃうんだろうな」という、やや思考停止した状態だった。

そして7月、オリンピックの開会式・閉会式の演出チームの発表がありバタバタと、一連の騒動が起きる。キャンセルカルチャーいかがなものか、といえばそれまでだけど、やや特異点としてはやはりコロナ禍という点。どうにも開催中止勢力が、あわよくば中止に追い込むため?にアラ探しをし始めた向きがあるように感じる。もしそうならそれは筋違いでむしろ卑怯な手段だ。あるいは、エンブレム騒動からの「やることなす事気に入らない」の下地があったうえで「チェックせねば」「炎上させても許される。むしろ燃やすべし」そんな狂騒状態だったようにも思う。別の言い方をするとネガティブな思惑が絡み合った状態。ポジティブな空気感で満たされていたら、20年以上前の汚点のほじくりはなかったのでは?と、どうしても思ってしまう。そして、それは逆に今回の状況下では誰もが標的にされた可能性があったわけで、元の演出チームだったとしても、例えば林檎さん辺りは相当な騒動になってたんではないかと思う。しかしながら、小山田さんにしても賢太郎さんにして、部分的に誤報・誤解があったものの、本質的な点では追及を免れるものではないので、退任や解任までの経緯は”かなり気に入らない”ものがあったが、致し方ないというのが自分の見解。それとは別にキャンセルカルチャーの動きは下劣であるし、それは不幸としか言いようがなかった。なんだかんだで、二人の作品は好きだし、それぞれのファンとして、ささやかに応援していこうと思う。

いよいよ、オリンピック開会式。なんだかんだで結局見てしまう。事前のごたごたで心穏やかに見ることができなかったので、フラットに考察していこうと思う。全体的にはコンセプトが欠如していて、流れのぶつ切り感が酷かった。演劇的な演出で目線の誘導の意図は感じられるものの、ダイナミックさに欠けた。賢太郎さんらしさは随所に感じられたが、小ネタ感が否めない。たぶんファンしか分からない。見せ場のパントマイムのコーナーは胸熱だった。手を使った演出はポツネンそのものだったし、映像は小島さんとのユニットのNAMIKIBASHIの「日本の形」を彷彿させた。でだ、コーナーとしては面白かったけど、会場に居た人の視点ではどうだったか。会場全体を使う演出という点では、難があったようにも思う。全体を統一するコンセプトがあれば違和感を拭えたのではないのかなと。

対照的に、パラリンピックの開会式は空港・飛行機のコンセプトの元、すばらしい構成・演出だった。トンチキな部分もあったが許容範囲。あと、おそらく政治的な案件が少なくコンセプトを腰折れさせる要因が少なかったのでは?とも思う。

そして少し飛んでオリンピック閉会式。これもまたコンセプトの欠如がなんとも非常に残念な結果を生んでしまったと思う。1つ1つのアートワークや演出はまったく問題ないものの、文脈が分からないので(読み取れない)ので素直に鑑賞できない、といったところ。「カオスを作ろうとした」というコメントがあったけど、それはクリエイティビティを放棄しているようにしか聞こえなかった。

そして、パラリンピック閉会式。これもまた対照的に素晴らしい演出だった。目指すところはオリンピック閉会式と近しいものを感じたけど、全然クオリティが違った。また、ここでやっとミライトワとソメイティが登場した。オリンピックの時も居たらしいが、目立つものではなかった。バッハごっこしていた写真には笑った。ミライトワだから許せる。彼らのキャラクターに関しては競技紹介のアニメーションなどなかなか良いコンテンツがあったものの、あまり展開・活用されなかった。少し残念だった。

肝心の本大会はというと、サッカーを中心にウオッチ。

  • サッカーはまたもやベスト4止まりだった。選手層の薄さを露呈したように思う。変えが効かない選手というのはデメリット。
  • スケボーはあそこまでお家芸になっているとは思わなかった。世代の影響・タイミングのせいかもしれない。
  • 全般的に遠い国の出来事のようだった。
  • 札幌で行った競歩やマラソンは結局酷暑だった。北海道の夏も暑いのだ。やはり時期が悪い。
  • パラリンピックの映像がたくさん流れたのは良かった。子どもたちに多様性を受け入れる良い機会になったと思う。

終わってみれば結局楽しんでいたのかもしれない。かえっえ純粋にスポーツを楽しむ、ということにフォーカスできていたような気もする。ただ世の中はパンデミックはまだおさまらず、歴史的にみれば開催の是非と評価は分かれたままだと思う。個人的にはやはりやや否定的だった。

1つ反省といえば、開会式や閉会式に、ショーアップの要素を期待しすぎていたのかもしれないということ。歴代の開会式・閉会式の演出楽しみだったけれど、基本に立ち返れば、オリンピックはスポーツ好きの集まるお祭りだ。別に舞台演出の競技ではない。過剰な期待はやめよう。長野五輪の時の開会式を演出した浅利慶太はこんなことを言っていた。「開会式やオリンピックというのは、開けてビックリ玉手箱的な、そういうことになるべき行事ではないと思います」当時は子どもながらに地味でつまらないなぁとか思っていたが、見方を変えれば、簡素で、短時間で、政治的な案件はうまく吸収できていたと思うし、何よりかなり前もってプログラムを早々に公表していた。総合的に見ればとても妥当な仕事をしていたのかもしれないなと思った。

もともと近代オリンピックは、スポーツ好きな貴族が始めたのお祭りごとである。基本に立ち返るとしたらそこだ。平和の象徴というのもやや蛇足かもしれない。大きくなりすぎたゆえ、今後、どの国の開催も挙国一致は避けられそうに無いと思うが、今回のような疲弊が続くと、いろんな思惑を絡めるのはむしろ敬遠させるかもしれない。今回のような事態で、組織は守ってはくれないという事がよく分かった。ゆえにアーティストたちは政治案件を嫌うだろう。また、競技によっては世界一を決める別の大会がそれぞれある。プロとアマの違いも曖昧になってきている。結果、スポーツ好きの人がスポーツ好きのための4年に1度のお祭り騒ぎ、になっても良いのではないかな。

最後に、参加したアスリートのパフォーマンスはすばらしいものだったし、関わったアーティストたちの仕事もすばらしかった。スタッフやボランティアの方々も大変な状況の中での仕事だったと思うと頭が下がる。それらは決して否定できるものではないし、むしろ称賛すべきで、歴史的にみても稀有なイベントになったと思う。しかしながら、この状況での開催には疑問であったし、べき論でいえば中止もしくは再延期すべきだったと思う。既に皆が思い描いていたオリンピック・パラリンピックは現時点では二度と来ない。実現しない。夢と幻になったのだ。

2019年の振り返りと2020年の予定

なんとなく目標とか反省とか書いて、達成できていないとヘコむので、ログ的な振り返りと、(目標に近い) これからの予定を書き留めておきたいなと思います。

2019年振り返り

  • TDR
    • TDL・・・11回
    • TDS・・・2回
    • 妻と子どもたちはもうちょっと行ったみたいですけど。TDLの方は年パスを買ってしまったので、なんとかもとを取れたかなと。その代わり大きな旅行はなし
  • 帰省
    • 4回
    • うち1回は車で帰省に初挑戦。マイペースで動ける。
    • 2泊3日くらいなら車の方が安い(ただし移動時間は倍以上)
  • 浜松遠征
    • ルパパト(戦隊モノ)にハマってしまい地方公演に遠征。N700系に乗れたのでそれなりに楽しかった。
  • キッザニア
    • いろいろ思うところはありますが、初体験。しばらくいいかな。。。
  • 運動会
    • 病気で長男参加できず。体調の調整の重要性を学んだ。
  • 自治会
    • ぶっちゃけ捺印とサインするだけの仕事
    • 結局なんか少しやる気を出していろいろ口を出してみたものの、後半はダレた。
    • 資料はとりあえず全部デジタル化した。けど引き継げる感じもしないので、あくまで手元資料かな。
  • 買い物
    • 同棲時代に買ったものが10年以上超えてきて、もろもろ買い直し
    • テレビ
      • 4Kチューナーがでたので
    • テレビ台
      • 掃除しやすいやつ
    • テレビガード
      • ただのアクリル板。とはいえ、子どもは触ってしまうので、なんだかんだで重宝してる
    • HDDレコーダー
      • 4年目くらいのがあったけど、4Kチューナーがでたので実質買い増し。ただ4Kのコンテンツがイケてないことがわかりがっくり。オリンピックに期待だが。
    • PS4pro
      • 2020年にPS5でるらしいですが購入。結局あまりやれていない。
    • ネットワーク周り
      • 家庭内LANが高速化したけど、 結局ネット回線がいまいちなので恩恵は半減
    • スマイルゼミ
      • 長男の通信教育。
      • 限界は色々感じる。
      • 別のものにスイッチするかもしれない。
    • バックパック
      • PCを持ち歩くことが多く、手持ちかばんでは重くなり、たぶんそれが遠因で体のバランスが崩れて腰や股関節を痛めたので。ちなみに股関節の一部のしびれは結局とれてないです。
      • PC収納を念頭に選んだので、学生が背負う感じのものになってしまった。
    • シュレッダー
      • 手動のものを持ってたけど、自動のものにした。
      • やっぱり楽
    • 炊飯器
      • あまりこだわりがないのでスタンダードなもので。
      • 掃除はしやすくなった。
      • モードによって水加減が異なりメモリが多くてよく分からない

2020年予定

  • オリンピック・パラリンピック
    • オリンピックのチケットは結局全部外れた。
    • パラリンピックのチケットはちょっとあたったので行ってみる。パラリンピックは当日券もありそうな予感ですが。。。
  • TDR
    • 年パスを買うか迷うところ。春には新エリアもオープンしますし。
    • TDL、TDSそれぞれ1回は行くと思う。
  • 本部屋と子ども部屋を整理する
    • 我が家はいわゆる倉庫部屋が2つある状態なので、それを1つにしたい。正確には1つはちゃんと本や作業部屋にして、もう1つを子どもたちの部屋にしたい。
    • 直近は長男の寝る部屋にしたい
  • 人間ドック
    • 結局2019年もいけず。
    • 変な病気見つかっても嫌だなという気持ちも若干ある。
  • 本を読む
    • 単純に読みたい本が増えてきたので。
    • 目標冊数をだすと数こなしになっちゃうので冊数の目標は設定しない。
    • そのかわり、感想メモをちゃんとBlogにメモをアップしていきたい
  • 旅行
    • うかうかしてたら子どもが大きくなってしまうので、多少貯金切り崩しても海外とかトライしてもいいかもしれない。
    • 「経験を買う」を意識したい。
    • けどあまり妻ともども旅行はアグレッシブな方ではないので多少楽はしたい(ツアーとか旅行代理店に頼りたいという意味)
  • リフォーム検討
    • 20年くらいたったマンションなのでちょこちょこ直したいところがあり。
    • フローリング
      • リビングが一番傷んでるのでせめてリビングだけとか。
    • お風呂や洗面所
      • 台所の一部は前の住人の方がリフォームしたのでそこまで不満はないのですが、お風呂を洗面所はちょっと考えたい。

英語については、学習アプリは多少中断もありつつ続いてますが、正直諦め気味です。TOEICのアップは諦めて、嗜み程度に英会話をスキルアップした方が有用性が高いかもなー。

2018年の反省とこれから

感想としては年初から上手くいかないことが多くて意気消沈して大人しくしていた1年だったと思います。仕事もプライベートも。来年は、仕事の方はもうちょっと活動的になれたらと思うものの、また上層部の体制が変わったりするので、やりにくいシーンが増えそうで、もうそれだけで胃が痛いです。プライベートの方は自治会のお役目がまわってきそうなので、まぁなんとか役目を全うできればいいかなと。

例年の目標の振り返りはさておき、定量的なところから。

  • TDR
    • TDL・・・1回
    • TDS・・・4回
  • USJ・・・1回
  • 花やしき・・・3回
  • 帰省・・・3回

あと大きな買い物をちょこちょことしました。加えてサブスクリプション系をいくつか始めました。

  • 冷蔵庫
    • 場所の関係で選択肢がそれほどなく。故障するまで使う予定。
  • Nintendo Switch
    • ついに手をだしてしまった感。
    • 肝心の Nintendo Lab はまだ買ってない。
  • PC
    • 軽い・小さい。
    • SIMカードがさせる。
      • 時々恩恵受けた。
      • 正直テザリングでも良かったかも。
  • 小学1年生定期購読
    • 長男は途中から放置ぎみ。
    • お目当てはアベベのぼうけん。
  • Amazon Prime
    • Fire TVを買ってからようやく恩恵を受け始めた。
  • 1Password
    • スプレッドシートで管理してたけど結構つらくなってきたので有料サービスにたよる。
  • GPS BoT
    • いわゆる見守りサービス。
    • 長男の迷子騒動などがあってから導入。
    • 保険みたいなものなので活躍しない方がいい。
      • たまーに寄り道検知してた。
  • Careco
    • 時々、車が欲しい時がある。
      • 少し遠出したいが電車で行きにくい。
      • 微妙に荷物がある。
    • 毎月乗る気がしないので月額無料のを登録
    • まだ1回だけ。

さて、毎年の目標と振り返り。「気を引き締めてやっていきたい」といいつつ、まったくダメでした。だらだらと達成できないのは流石に疲弊するので、別の考え方にしないとなと思う次第です。

  • 英語
    • アプリの学習は続いた。
    • 多少単語数は増えたつもり。
    • 文法も見直し始めていろいろ思い出した。
      • ただ定着してない。
    • リスニングと長文がネック
    • TOEICのスコアはあまり変わらず。
      • 目的部分の観点は多少改善したけど。
      • 単純に時間内に解けてない。
    • 目的を見つめ直した方がいいかも。
      • 単純にTOEICの点数上げておきたい?(会社的に)
      • コミュニケーションがとれるようになっておきたい?(会社で使う機会は減ってる印象だが。。。)
  • ものづくり
    • 正直やってないです。
    • レジンの道具はちょこちょこ揃えたけど手は出ず。
    • 目標取り下げ候補。
  • 人間ドッグ
    • 結局行けず。
    • これは目標というよりは単純にノルマだな。
    • 年齢的には無料で受けられるようになったので行っておこう。

来年はオリンピック前ということで、TVやらネットワーク周りやらを一新する予定。あと本棚をちゃんと整備したり、長男の部屋もだんだんと作って行きたいです。あと目標はこんな感じ。

  • 英語
    • 学習時間を増やす。
  • ピアノ
    • 勢い余って楽譜を買ってしまった。
      • 妻の実家で弾くつもり。
    • キーボードを買う。
  • 人間ドッグ
    • 予約をしよう。

ソチオリンピック雑感

あまり最初から期待していなかった分、とても楽しかった五輪でした。

ロシアの勝手なイメージとしては灰色で曇り空で、ぱっとしない印象でしたが、特に開会式と閉会式はとても魅力的で、そういやバレエもサーカスもデザインも元々有名でしたよねぇと思った次第です。
  • カーリング

結果5位とそこそこの成績となりましたが、世界との差が如実に出たなぁという印象でした。小技は効くのですが、特に力で押したい時には日本は不利に感じました。素人目で見ても肝心な時のミスも目立ちましたし、国内での競技全体のレベルアップ(底上げ)が必要なんだろうなぁと思いました。



  • スピードスケート

ひと昔前はメダルラッシュの印象でしたが今回は残念。例えば500mの記録は長野五輪の時(清水が金を取った時)と比べると1秒ほど縮まっており、進歩が止まらない競技で勝ち続けるのはなかなか難しいと思いました。

  • フィギュアスケート
団体戦は割愛し、男子女子はそれぞれリアルタイムで見ることが出来ました。今回のオリンピックの主役はこの競技だったと思います。
まず男子。冒頭からプルシェンコの棄権に始まり、羽生くんのSP100点超の完璧な演技を堪能。フリーでは羽生くんがミスするとその後のパトリック・チャンの演技は複雑な気持ちで見守り、金がほぼ確定すると一人ガッツポーズしてました。そういえば大雪の日で変なテンションでしたけど。高橋や町田くんも銅メダルまで惜しい位置まできており、そもそも長野五輪の時と比べると、男子が3人も出場できてエキシビジョンも出れたのは先人たち(小塚や織田や、ひいては本田さん)のおかげなのかなぁと思いました。よかったよかった。
次に女子。男子くらべて低調で、なにより真央ちゃんのSP失敗には心を痛めました。順位的にも点数的にも、もうメダルは無理だろうと。次の日のフリーは夫婦で見守ったわけですけど、演技の途中から二人して涙ぐんでいました。BGMがラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ということも相まって、もうなんとも言葉できない感動がありました。もう順位とか得点とかどうでもよくて、たぶん深く記憶に残る演技だったと思います。演技直後の佐藤コーチの表情もとても印象的でした。
もろもろの騒動については割愛。団体戦はもう少し日程に余裕があればいいとは思うのですが、男子は特に体力的に厳しそうでした。
  • モーグル
長野五輪の時から上村愛子を見守ってきたわけですが、もう少し早めに生まれていればどこかでメダルと取れていたと思いますが、残念ながらメダルに届かず。どうにもルール改正に翻弄されているイメージがありますが、仕方がないのかなと。
  • スキージャンプ/ノルディック複合
久々のメダル奪取となりました。どちらもかつては日本のお家芸と言われていましたが、これもまた度重なるルール改正に翻弄された競技だったのかなと思います。次の世代が育ってきているかが少し心配ではあります。女子は残念ながらメダルはありませんでしたが、選手が若いのでこれからが楽しみです。ラージヒルもやればいいのになぁと個人的には思います。
  • スノーボード
こちらは若手がと活躍しました。元々エンターテイメント性が強いせいか、そこまで日本人を贔屓する目はなく、どちらかというと、すごい技が見れれば楽しいよねぇくらいの感じで見ていました。それでも若い人たちが活躍してくれるのは気持ちが良いです。「スノーボードは自由なスポーツ」といい意味で気になった発言も聞けたりして、そこまで片意地はらない不思議な雰囲気の競技でした。
冬季五輪は採点競技が多いせいかなかなか釈然としない部分もあります。ジャンプ・モーグル・フィギュアスケートしかり。それでもその(あるいみ理不尽な)ルールの中で勝つための努力をすればメダルも取ることができるわけですから、社会人生活の教訓にもなりそうな所があります。なおかつ、フィギュアスケートやスノーボードについては「魅せる」ことも要求されるわけで、時の運というか、順番の綾というか、抗いがたい外的要因に左右されることも、これまたこれからの人生の教訓になりそうでした。個人的にはスポーツ(鑑賞も含めて)のいいところは、勝つ時の喜びもありますけど、負けを認め受け入れる点にあると思います。最終的な勝者は1人(1チーム)と捉えると、圧倒的に敗者が多いわけですから、過酷で残酷な世界だと思います。そいう世界に身を投じることがなかった(できなかった)我々は尊敬の念を持って見守るべきなんだろうなぁと思いました。

雪が積もった

関東にきてから記憶にないくらい2週続けて雪が積りました。雪国出身者的には雪が積もる光景は見慣れてはいるものの、2月14日の積り方にはちょっとびっくりしました。

その日は深夜まで仕事でタクシーで帰宅したのですが、終始スリップしており、死の恐怖を時折感じつつ、どうにかこうにか帰宅しました。自宅周辺は十数センチほど既に積もっておりちょっと幻想的な雰囲気でした。家に着くとちょうどオリンピックのフィギュアスケートが中継されており、そのまま金メダル獲得まで見届けて、妙なテンションで朝を迎えました。その日はそこから気温がぐんぐんあがり、1周間前の時よりも雪解けが早かった気がします。とはいえ一度に解けてしまえる量でもないため、マンション周辺の雪かきは手伝えませんでしたが、午後になって地区境にある橋の上だけでも雪かきしました。ボランティア精神という崇高なものでもなく、なんとなく憤りを発端としており、1周間前もそうでしたが、業を煮やして行動に移った次第です。
実家の方もかなり積もったらしく親の世代も経験がないくらいだったとか。幸い大事には至っていないので良かったです。
諸々含めて気になった点は下記の通り。
  • 雪道で自転車とかバイク乗るのはなんなのかと
常識といえるか分かりませんが、自分が生まれ育った環境では、雪が積もった状態の道では自転車は乗りません。危なすぎます。よっぽど元気のある若者が乗るくらい。東京の人はそれもなぜかお年寄りが自転車に乗っている印象がありました。あと、ノーマルタイヤの車は勘弁して欲しいです。スタットレスにしないならせめてチェーンを巻いて欲しかったです。
  • 雪道の歩き方
いわゆるペンギン歩きで良いと思います。靴との接地面をなるべく多くして重心をスムーズに移動するのがコツだと思います。あと、絶対にすべらない歩き方は無いと思います。ペンギン歩きしてもやっぱり滑る時は滑るんです。滑って転ばないように転ばないようにすることが重要で、更には転んだ時に上手に転ぶことが重要だと思います。
  • 雪かきの仕方

近所の商店街は自治会が機能しており、だいぶ綺麗に雪かきがされておりました。問題は地区境やチェーン店系の商店前や土日は休業している会社や工場前がエアースポットのように雪かきができていませんでした。仕方ないといえば仕方ないかも知れませんが、もう少しなんとかしましょうよという感じがしてなりませんでした。そういう訳でなんとかしたわけですけど、行政の雪かきは太い幹線道路や人命がかかっているところからしか手を付けられませんから、「そこまで困ってないけどちょっと困る」部分については周辺住民の手でやるしかないです。生活道路+αくらいはなんとかしてほしかったなと思いました。

ところで、雪かきの際、雪の置き場が議論になっていましたが、車道と歩道の間で良いと思います。
  • 東京の雪解けは早い
今年が特殊なだけだと思いますが、アスファルトが多いせいか思っていた以上のスピードで雪が解けてしまいます。田舎にいる時の感覚だと一旦積もると数日はアイスバーンが残る印象でした。
  • 雪かきのボランティアは気をつけて
豪雪地帯の雪かきは簡単に命を落としかねないので、軽々しく集まって「ボランティアしようぜ」ってならないで欲しいなと思いました。例えば今回のような積り方だと、地面の状況が分からなくなってしまいます。浸水被害の時も同様ですが、例えば用水路に落ちてしまったりとか、深い溝にはまって生き埋めになったりだとか、まぁまぁあり得るわけです。
もやもやが多い数日でしたが、今後しばらくこういうった事態が続かないと、今回経験したノウハウはたぶん受け継がれないんだろうなぁと思うと若干残念です。もっと北国で生活した人にとっては「まぁまぁ積もったかなぁ」というレベルだったそうなので、どこかの土地にはそれなりのノウハウは受け継がれていると思います。それこそ例えば鉄道関係でいえばJR北海道の意見を聞いたり、人を招いたり、今後は協力体制を作っておくなりできることがあると思います。特に東横線の衝突事故は徐行が徹底できていれば防げたはずです。
「北から目線」などと揶揄されますけど、長年受け継がれていた知恵は確かなものですから、知恵を持っている人は持たざる者をバカにするのではなく(内心愚痴ってもいいと思うけど)粛々と知恵を還元し、社会も素直にそれを受け入れることができれば、もうちょっと社会全体にメリットが行き渡るんじゃないかなぁと思いました。とりわけ雪についてはゲリラ豪雨よりは予見しやすいものですし、準備や心構えがもうちょっと出来ていれば、極端な話、今回の大雪で怪我や亡くなった方がいらっしゃいますけど、そういった不幸も軽減できたのではないかと思います。