スタジオジブリ・レイアウト展

※前売り時間制チケットですのでお気をつけください(ふらっと行っても入れません)
個人的には面白かった展示でした。
ただちょっと解せない感もあります。
それは後で語るとして、レイアウトとは絵コンテの次の中間生成物のことで、アニメーションの設計図ともいえるパートです。
このシステムはアルプスの少女ハイジの時に開発されたらしく、背景美術と動画の両方に指示を出すために作られたそうです。
とはいえ、1段階、作業工程が増える訳ですから、結構大変だったみたいです。

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バウハウス・デッサウ展

めちゃくちゃ暑い日に行ってきました。
大江戸線で上野に行けたので意外と近かったです。
バウハウスの事はあまり詳しくありませんが感じたことを3点ほど。
1.中間生成物も小さなものかっこいい
たとえば設計図や展覧会のチケット、便せん、そんなものがいちいちかっこいいデザインなのです。
無駄かもしれないですけど、そういう遊び心というか丁寧さが好きでした。
2.今みてもかっこいいデザイン(たぶん二回りくらいしてる)
時代は繰り返すじゃないですけど、バウハウスのデザインは今の時代でもまったく遜色ないなと思いました。
たぶんしばらくしたらまた陳腐になっていってそのループがおそらく戦後から二回りくらいしているかなと。
特に家具のデザインが今よくみるものとほとんど差がない事に驚きます。
3.しかしながら限界は感じる
というのも素材の問題。ソフトな部分はとても整然としていて今でもとても刺激的なのですが、どうにも素材による制限を感じました。特に建築は当時の技術・素材の限界がどうしてもあるので、不可能なことは避けられています。最近、ドバイや中東のとんでもない建築計画を目にすると50年以上前にはとても実現はできなかっただろうなと思います。
久々に展示会に行けたのでうはうはでした。
ただしかしここ最近は暑すぎます。

Embryo Love Songs Live 2008 「LOVE」

久々にライブに行きました。
暇人してたらチケットが巡ってきたので行かせて頂きました。
ただ久しぶりに大音量で音を聞いたものだから途中で音に酔ってしまい、後半から後ろの壁に寄りかかって聞いていました。ちょっと疲れた。
アーティストは「LOVE」というシンガーで、CORE OF SOULのボーカルだった人なんだそうだ。
歌の方はうまくレビューできないので、率直な最初の感想を。
「元気な時の鬼束ちひろ」
この手の歌手は沢山いそうなので誰かしらメジャーな歌手に近いと思うかも。
音程がちょっと不安定なんだけれども、曲によってはかえって心地よくて知っている曲があったらもっと面白かったんだろうなと思いました。

第11回文化庁メディア芸術祭

なんというか、ここ数年は後追い感が強いですね。
会場が国立新美術館になって、小綺麗な感じになりましたが、若干暗さが足りないような気がしました。
私情を挟むものはおいといて、気になった作品をピックアップ。
[ためいきまじり] 坂本 のどか
こういう作品は好きです。できれば生暖かい風が出てほしかった。
[Visual Genealogy] SEO June Seok / PARK Jin Wan
家系図の新しい表示方法。ちょっとやってみたい。
[ロサンゼルスのある一日の光景] 川島 高
これは演出だと思うんだけど、そうだとしたらアナクロな努力の後が感じられて良い。
あとは順当というか商業が絡んでるのが強いなーという印象でした。
そんな中で、アニメーション部門の中で唯一(審査委員会推薦作品は含まず)学生だった作品が光ってたと思いました。
[ウシニチ] 一瀬 皓コ
WEBでも見られるのでぜひご覧あれ。
去年も同じ学校から入賞者がいたなぁ。