映画「天気の子」

率直な感想としては新海さんが戻ってきた!みたいな感覚でした。どのへんまで戻ってきたかというと「ほしのこえ」や「雲のむこう、約束の場所」あたりまで。エッセンスはずっと残しつつ、ずっと試行錯誤していたような感覚で、ようやく元のの場所に戻ってきた。(元の場所のつもりはないんでしょうけど)

あとは何も言うことなしです。セカイ系とかいわれるけれるど(歴史的にはポスト・エヴァ系といった方が解釈しやすいと思いますが)新たな文化の系譜を着実に切り拓いていっているなと思うわけです。きっと新海系とかいずれ言われるわけです。

新海さんらしいアニメーションのエッセンスを時々考えるのですが、というのも背景がリアルだとかよく評されるのですが、そこにはやや違和感があって、別に他のアニメでも同じくらいの描写レベルのものはあると思います。違いはやはり、切り取り方とアニメーション。

切り取り方はシーンの選択もありますが、もう一つは被写体深度。いわゆるボケ感です。アニメでボケ感を出す手法は昔からありましたが、多用はされませんでした。それが、新海さんのアニメではいわゆる短焦点レンズで切り取ったクローズアップの場面を多用します。この辺は岩井俊二の映画の影響が強いと思いますが、それをアニメーションでやったのが新しかったなと。そこから「君の名は」ではホコリのボケを加えたり、実写にあるエッセンスをうまく取り込んでいるなと思いました。

もう一つはロングショットのカメラワーク。今となってはドローンがあるため一昔では考えられなかったカメラワークを実写で実現してますが、アニメーションでそれをやったと(やってたというのが正しいか)。これも昔から手法はあったにせよ、省エネのセルアニメの時代の手法では背景をアニメーションさせることを嫌う傾向にありました。その時代からCGの時代になって、背景も視点もカメラもぐりぐり動くというのが新しかったなと。天気の子ではドローンを意識したカメラワークもあって実験的だなと思いました。

さて、一点だけ違和感があり、その一点によって少し評価が難しくなったところがあります。それは前作のキャラクターの登場。ただそれは人によっては歓迎する人もいるっでしょうし、パロディということでよく使われる手法でもあります。古参やシリーズファンへのファンサービスでもあったりしますし。ただ、今回はかなりガッツリした形っで主人公たちに絡む部分があって、いわば2つの世界が交わってしまった分けです。それが否というよりは、混乱してしまったというのが正しいです。ちらっとちょっとしたところで出てくる分には構わないのですが、ストーリーとしての絡みがあると、かたや前作のストーリーを知っているわけですから、そのストーリーとの整合性をとろうとしてしまうところがあります。前作のストーリーも前提で展開を予想してしまう、といったところ。唯一そこだけでした。(野暮ですが、前作のキャラクターたちも、本作のエンディング後の世界に同時に生きているのだなと思うと、なんとももんやりした気分になる)

あとやや余談でっすが、エンドロールでは京アニの事件のことをふと考えてしまうことがあり胸が締め付けられました。そんなこともあってやや涙。

春の運動会

運動会といえば秋の開催が定番かと思っていたのですが、都会の方では春開催が多いらしいです。一説には中学受験を考慮しているとのことですが、真意はよく分かりません。秋冬はイベントが多い傾向にもあるので、バランスを取っているのかもしれません。

さて、長男は小学校に入学して1カ月ちょっとですが、運動会への本格的な準備は5月から始めたそうです。出し物のダンスは2週間程度で覚えたとか。学校教育の凄さを目の当たりにしました。

長男の出番としては以下の通り。

  • ダンス
  • かけっこ
  • 玉入れ+ダンス

自分に似て足が遅いためかけっこはビリでリレーにも当然選ばれず。自分のことを言うと高学年になるまで運動はまるで駄目で、筋肉が付き始めてから足が早くなったり、それこそリレーに選ばれたりと、同じようなタイプのような気がしてます。

ダンスは今どきの音楽で、誰が選曲したり振り付けしてるのかが気になりました。玉入れは趣向を凝らしていて、玉入れの合間にダンス、あるいはダンスの合間に玉入れというか、見ていて面白かったです。こちらも今どきの音楽。しかもリリースされて間もない。保守的な選曲にならず、結構柔軟性があるのだなとちょっと関心しました。

長男のしろ組は負けてしまいましたが、クラスメートと和気あいあいとしている様子も見れて、親睦も深まったようですし、意外と春開催も悪くないかもしれないです。

親としては、写真やら何やらが失敗してしまったので、あともう5年続く行事ですから(次男を入れれば10年近く?)、親としては徐々にいろいろ改善していきたいと思います。

 

あとは気づいたことをいくつか。

 

やっぱり狭い

気づいていたのですが、近場の小学校に比べるとだいぶ校庭が狭いです。おそらく50m走のトラックは対角線に引いてやっと確保できる感じ。観客席も当然狭いので、ゆずりあったり、校舎の3階を開放したりと、なかなか新鮮な体験でした。休憩場所として体育館も開放していたのですが、動線の確保が難しいのか、体育館や裏通路を駆使して、次の出番の生徒は準備をしていました。

 

進行が速い

たぶん田舎がゆったり過ぎなんでしょう。進行が速いし、係の先生や生徒の動きもテキパキしているのが印象的でした。仕事をしている身としてはそれくらいは普通なのですが、その普通のレベルが小学生ができちゃったりするとちょっとびっくりします。中にはふざけ合う生徒たちもいましたが、役割をちゃんと果たせる生徒たちが居るというのも良くも悪くも印象的でした。(悪くも というのは、やや役割を淡々とこなしすぎてる感も無きにしもあらず)

 

お昼は家に帰る人が多い

田舎出身の感覚だと、お昼ご飯は家族が見ている観客席へ行って一緒に食べる印象でしたが、そういったことはありませんでした。生徒たちはお弁当ですが、教室で食べます。一応、体育館は開放されているので、家族はそこで食べられるのですが、全体の数から見てほとんど一旦家かどこかへ食べにいったようでした。狭い区画でもありますし、5分~10分で家に帰れるわけで、ずっと出番があるわけでもないので、お昼以外でもちょこちょこ中抜けしている人が多そうでした。

 

カメラとビデオの再考

狭いということもあったので、ズーム5倍のコンデジとスマホだけで臨みましたが、結果はなんとも芳しく無く。

まず、写真かビデオかという点でいうと、ビデオはあった方がいいかもしれないというのが今のところの気持ちです。ただそれはスマホでもいいかもしれません。運動会だけでいうと出番は3回程度ですし、たぶん合わせても30分あるかどうかです。ただ、スチル写真だけで充分かと言われると、相当良いポジション&構図で撮れれば別ですが、なかなか満足度は得にくいかなと思いました。多少手ぶれがあったとして、ビデオの方が現場の空気は伝わるのではと思っています。ただ、引きの画をずっと定点で撮影するのも違う気もしますし。

また、スチル写真のカメラの方を見直そうとすると、まずズーム。5倍では全然足りませんでした。せめて10倍は欲しかったところです。焦点距離でいうと200mmや300mm以上。ただ、それを一眼レフで実現するとなると結構な大きさのレンズになってっしまうので、それならばズームが特徴のコンデジを買ってしまった方がトータルとしては安いかも。

あとはポジショニングですが、これはなかなか難しいです。かけっこ以外は被写体がどの位置にくるかさっぱり分からない。機動力や場所の狭さ・制限を考えるとあまり大きいレンズは難点です。

などなど考えるとこの時期だけビデオカメラやコンデジをレンタルしてしまった方が全体の満足度は高くなりそうです。

 

ちなみに3階から見た様子。

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2015年の反省とこれから

喪中のため明年の挨拶は控えるつもりなので、今年の反省と来年の目標を。
年初で掲げた目標
・人間ドックに行ってみる。
入院で、人間ドックどころじゃなかった。脳ドッグは行ってみた。
この前は胃カメラを初めてやってみた。なぜか「受け方上手いですねー」って言われた。
いずれも異常なし。
・英語とかの自主学習を再開する。
ぼちぼちとアプリをやってみたり単語帳を開いてみたり。
うかうかしていたら勤め先がいつの間にかグローバル企業っぽくなってきていて
そろそろスクールとか通わなきゃいけないかもな雰囲気。
・ものづくり挑戦。
てつかず。ほんとずくなし。
来年の1~3月にもう少し手を出せればと思う。
来年の個人の目標としてはあまり変わらず。プライオリティが変わった感じ。
・英語をなんとかする(なんとかせにゃぁ・・・)
・ものづくり挑戦(道具はぼちぼち揃え始めたので手を動かしたい)
・人間ドックに行ってみる(まぁ行けたら・・・)
家族としては色々あるけど、長男は幼稚園に通い始めるし、日々の生活をちゃんと送れるようにリズム作りがまずは目標になるかなと。
あとはとにかく二人とも健やかに成長して欲しい。
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兄の結婚式

2番目の兄が結婚しました。ようやく。
身内ということもあり、夫婦で何かと相談にのったり、妻はペーパーアイテムを作るのを手伝ったり、当日はカメラ係で奔走したり。自分たちの式ではないのにやたらと疲れ緊張した数日でした。写真の腕はもっとどうにかならんかなぁと思ったり、反省の念もあるけど、とりあえず無事に挙式もパーティも終わって、ようやくほっとしています。
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久々に美味しいお酒とお食事をいただきました。
あとは3番目の兄が残るのみですが、気長に待ちたいと思います。。。

京都小旅行

京都(正確には京都ではないが)出張が週末にくっついたので一泊してぶらり京都を観光してきました。修学旅行以来となる京都ですが、すっかり記憶もおぼろげなのと、いずれ行くであろう家族旅行を念頭に街歩き&めぼしい観光スポットに行ってまいりました。

晩御飯は京都の人に(消去法で)オススメされたお晩彩をいただきました。湯豆腐はタレが美味しい。
ざっくりとした京都の印象ですが、諸々のスポットがコンパクトにまとまっていて、街の雰囲気も東京がぎゅっと縮小したような印象でした。京都の人に言わせれば逆かもしれませんが。反省点としてあまり交通機関を駆使できなかったこと。車があった方が回りやすいだろうなぁと思います。若いカップルや家族連れが観光タクシーを使っているのも見かけたので、半日で数千円らしいので、手っ取り早く主要な観光地をめぐるにはそういうのも1つの手段かなと思いました。
いつかの家族旅行の下見としては、梅小路蒸気機関車館。近くに水族館もあり、公園もあり、子連れは一日中遊べるスポットなんじゃないかと思います。新たに鉄道博物館を建設中ということですが、それが完成後にまた行ってみたいです。

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