スペイン旅行 6日目

6日目。
既に朝食はパンとジュースだけになりました。
イベリコ豚とか生ハムとかもういらないです。
ツアーの日程としては最終日。
午前中はガウディの作品も見て回って、午後はフリーとなり、みんなでディナーに行き「お疲れ様でした」となる予定です。
当初はバルセロナにほど近い田舎街で「ねぎ祭り」を見る予定だったのだそうですが、今年は一週間早まり午後のツアーが午前になり、午後はフリーとなった次第です。ねぎ祭りはちょっと楽しみだったのですが。(別に決め手だったわけではないです)
さて、5日間ほどツアーに参加されたみなさんと一緒にいたわけですが、あたりさわりのない話はするものの、正直どこまで踏み込んで良いのかよく分かりませんでした。まぁ結果的には特に踏み込まなかったわけですが、とはいえ、前日の食事時の時にあるご夫婦と同席したわけですが、ふとサッカーの話になり、バルセロナとはいえばカンプ・ノウ→ということで「明日の午後はカンプ・ノウ(FCバルセロナのホームスタジアム)行きましょー」となりました。
ガウディの作品も楽しみではあるのですが、頭の中の半分くらいはカンプ・ノウになっていました。


朝から雲行きがあやしく、降ったり止んだりを繰り返していました。
前日の天気予報を見ると、晴れマークと曇りマークと雨マークがついていました。
もうすでに予報とも言えない状態でしたけども。
まずはグエル公園へ。
グエルさんの依頼で住宅地を整備しようとしたところ、途中で頓挫してしまい、公共部分(広場とか道路とか)と住宅は2軒しかたてられず、後々に公園となったんだそうです。

馬車道。粘土細工の様。なんとも心もとない。

ベンチが有名な広場。ベンチは作業員に座らせていちいち型をとったんだそうです。
水たまりができてますが、排水は下の広場の下の貯水タンクに貯まる設計だとか。

上の写真の広場の下。マーケットになる計画だったそうです。

警備の詰所になるところだった建物と、その窓の格子。
銅細工師の家系だったためか、ガウディは鉄モノの細工物が得意だったそうです。
グエル公園の次はあの有名なサグラダ・ファミリアへ。
たいして下調べもしないで行ったので、何かにつけてびっくりしました。

よくみる構図ですが、これは側面だそうです。

中はまるで樹海のようでした。これはかなりぐっときました。
地下にあった資料館とか見る限りかなり計算された世界なんだなと実感しました。

ステンドグラスも良さげ。
昨年、パパ(教皇)がきてミサを行ったことから教会と認められ、そのためか上部へ行けるはずのエレベーターは完全予約制になってしまったそうです。ちょっと行ってみたかったです。
サグラダファミリアの次はバトリョ邸へ。

見るからにおかしいこの家。

中もだいぶおかしかった(面白かった)です。
現地ガイドさんともここでお別れ。
ここからはディナーの集合時間まで自由時間です。
約束をしていたご夫妻とカンプ・ノウへ。
タクシーに乗り込むと言葉は通じないけど、地図の指さしでOKでした。
タクシーの運転手さんも意図は組んでくれて、携帯でバルセロナの選手と2ショット写真をいろいろ見せてくれたり、スタジアムツアーへのチケット買う場所を教えてくれました。
しかしまぁ、その運転手さんは終始無線で世間話をしているようで、スペイン人はおしゃべり好きってのがよく分かりました。

カンプ・ノウ
テレビでよくみるスタジアムが目の前に。
スタジアムツアーではロッカールームやインタビュールーム、記者室まで見ることができました。
実はバルセロナファンじゃないけど、終始興奮しっぱなしでした。
ここで、同行したご夫妻とは解散して、次はカンプ・ノウの近くのグエル別邸へ。ガウディのパトロンだったグエルさんの別邸で、これもガウディの作品です。

グエル別邸の見どころはなんといってもこの門のドラゴン。
というか中には入れません。
グエル別邸の次は隣にあるペドラルベス公園へ。
ここにもガウディの作品がちょっとあったりします。
そのそばに竹藪が群生していてちょっとびっくりしましたが。

あと、野生でインコがいる姿にびっくりしました。
この後は、バルセロナオリンピックが開催されたモンジュイックの丘へ行こうと思ったのですが、ケーブルカーが故障かメンテナンスということで動いておらず、わざわざバスやタクシー行くのもなぁと思い断念。仕方なく地下鉄でホテルの近くまで移動しました。
日曜日ということもあり、地下鉄は比較的人通りは少なく危険な雰囲気もありませんでした。気になったのはそこかしこにおが屑がまかれていて、その辺りは日本とはあまり変わらないのだなぁと思いました。というかさっさと掃除して欲しかったです。
気を取り直して、お次はミラ邸へ。
これもガウディの作品です。

ミラ邸

ミラ邸の屋上。煙突が巨人の顔の様でした。
ミラ邸の屋上では1人旅の女の子に出会いました。「1人だと自分の写真が撮れないので」ということで嫁が写真をとってあげてましたが、どこかほわーんとしてた子で、さんざん治安が悪いと言われたスペインで、この先大丈夫なんだとうかと二人してちょっと心配になりました。(肩掛けバッグは後ろに回してるし。。。)
バルセロナの新市街にはガウディがデザインしたものがあふれています。歩道のタイルや街燈、ベンチもガウディがデザインしたものでした。ちなみに新市街といっても100年以上経っています。

ガウディがデザインしたタイル

こちらは街燈とベンチ。いちゃついているカップルは無視してください。
さて、夜も更けてディナータイムとなりました。
バルセロナのヨットハーバーにあるレストランへ。
セレブ御用達っぽく写真がいろいろ飾られていましたが、さっぱりわからず。

海鮮中心のがっつりディナーでした。
下のはパスタのパエリヤ。日本でいうところの焼きそば。
ディナー後、カンプ・ノウまで同行したご夫婦と、もう1組の少し年配のご夫婦とホテルの近くのバルで軽く打ち上げをしました。
そこまで込み入った話はしませんでしたが。あんまり内容は覚えてないですけど、いろんなご夫婦がいるもんだなぁと思いました。