第10回文化庁メディア芸術祭

最近、停滞気味。。。
最終日に行ってきました。
去年よりは良い感じ。
特にアニメーションや映像は全体的に良かったと思います。
(全部見れてないけど)


アニメーション部門の大賞は「時をかける少女」は納得だし、優秀賞の「春のめざめ」は巨匠アレクサンドル・ペトロフの作品でかなりクオリティが高い。優秀賞の「おはなしの花」は短いけれどアニメーションとしての楽しさがぎゅっと詰まっています。この作品を作った2人はまだ学生なんだとか。すばらしい。
いずれもメディア芸術さいのWEBから見られます。
さてアート部門の方の印象はというと、昨年とあまり変わらないというか、ぱっとする感じがしませんでした。まぁ、これは審査員の好みでしょうという所。
これとは別に感じたことはCGのレベルが格段に上がっていて、ネタ(本質)勝負という感じになってきたように感じます。昔はきれいにレンダリングできる=質が高いと評価されがちでしたが、今は比較的簡単に綺麗なCGができるようになったという所でしょうか。
メディアアートの世界でも同じような感じがして、素人でも電子デバイスを簡単に扱えつつあります。そうなるともうネタ勝負です。
新技術が出てくるまではしばらくこうなるのかなぁ。
とはいえ、今回も新技術は散りばめられているのですが、どうにも芸術とは結び付かないのです。
いわゆる新技術を披露するためのデモでしかないような印象でした。