映画「パフューム」

CMを見て思わず吹き出した方も多いんじゃないかと。
映画の内容はそんなに卑猥じゃないです。
映像は綺麗ですし、俳優もカッコイイし、可愛いし。
演技も上手いし、結末も好きです。音楽もいい。
因みにベルリンフィルが初めて映画音楽やったんだそうで。
個人的には橋の上の建物(住居)がいい感じでした。
しかし、個人的に採点すると、5点中3.5点。
何かが足りないのです。しかも1.5点。
明らかに何かが足りてない気がするのです。


つまるところ、「香り」かな。
結局、この映画の一番のキーアイテムである「香り」が、観客の個々の経験に依存しなければならないんです。勝手に想像して「こんな香りだろうなぁ」って想像するのも楽しみの1つなのですが、最後に香りがトリガーとなって「狂ってしまう」というあたりでどうも置いてけぼり感が強くなってしまいます。魔法だと思えば良いのかもしれませんけども、それならそれでもっとナレーションを多くしてもよかったかもしれなません。本の方を読んでみたいです。
まぁ、それは仕方ないのかな。だから映像表現が敬遠されていたんでしょうけど。
でも、異常で天才でかっこよすぎる主人公は好きですね。