文化庁メディア芸術祭

 さぁ、行ってきました。文化庁メディア芸術祭。去年がすごかっただけに、今年もだいぶ期待して、恵比寿まで。その前が徹夜でショートフィルムを見ていたのでだいぶつらかった。
・デジタルアート[インタラクティブ]部門:[大賞]ソシアルモバイスズ
 とりあえず、お馬鹿ちゃんです。しょーもない携帯電話。でも、それはそれですごく楽しい作品でした。作品を紹介する映像がうさんくさい通販の番組みたいで、作者が外国の方なのですが、通訳もなんかやる気ない感じがすごく良かった。とにかく笑わせていただきました。
・デジタルアート[インタラクティブ]部門:[優秀賞]ヒズマスターズボイス
 声に反応してボールがころころ転がるというもの。学芸員の人が感じが良さそうな人で面白かった。名前を呼んだりしてて。とりあえず、見ていて気持ちいい作品でした。
 やっぱり、インスタレーションは実際に体感しなければ何の感動も得られないので、一番刺激が強かったです。あと気になったモノを羅列。
■デジタルアート[インタラクティブ]部門
・[特別賞]Rez:ちょっと話題になったゲーム。
・[推薦作品]コムタイプ:古いタイプライターを利用した、チャットみたいな。なんか打ってて気持ちよかった。
・[推薦作品]ストリートスケープ:言わずとしれた作品。去年のデジスタグランプリです。
■デジタルアート[ノンインタラクティブ]部門
・[特別賞]「ほしのこえ」The voices of a distant star:桁外れにレベルの高い自主制作アニメ。
・[奨励賞]フィッシャーマン:2Dと3Dとか見事に融合したCG作品。
・[推薦作品]タナバタ:ノスタルジィなCG動画。
■学生CGコンテスト
・静止画部門[優秀賞]ねこふぶき:技術先行の作品が目立つ中、この作品だけ「かわいい」作品でした。見ていてほっとする。そんな画です。
 文化庁メディア芸術祭のいいところは、コンスタントにイイ作品を選考しているところです。逆に言えば選考基準が見えにくいかもしれませんが、かえってカテゴリが狭くなるよりは、こうしてイイ作品だけを集めるコンペがあっても良いと思いますけどね。