お弔い

書いてよいのか分からないが、素直に書いてしまおう。
かつて、ある友人が私に「死んでくれるな」と言い放った。
理由は「友人を自殺なんぞで失いたくない」という事だった。
その気持ちがようやく理解できた。


今日、サークルの同期だった友人のお通夜に行ってきた。
友人と言っていいほど交流があったわけではないかもしれないが、
最期に会ったのは、卒業式の日、園遊会の後、みんなでホテルで集まった時だ。
彼は卒業ではないけれども、ひょっこりやって来てくれて何か話した気がする。
何を話したかなんて覚えてない。お互いお酒入ってたし。
まさかそれが最期だなんて思ってもいない。。。
いつも彼を見かける時は、明るくて元気で気さくで、フラッと現れては、またどこかへ行ってしまう。
そんな印象。
なんだかなぁ。
実感がまだ湧かない。
たとえ幾ばくか彼の人生に関わった私はどうすべきなんだろうか。
彼の遺志を尊重したいと思うし、彼のことを時々思い出すと思う。
でも、やっぱり、ちょっと“ずるいな”とも思う。
WEB上に彼の日記が残っている。
彼の記憶の一部かデジタルデータになっている。
妙な気分だ。
ただ親御さんの事を考えると切なくなる。
とても想像できやしない。
ご冥福をお祈りします。