権利を持つこと

※突如、特許を取ろうかとう話が自分の中で再燃したので
大慌てで情報をかき集めてるんだけど。面倒だなぁ。
権利について少し思ったことを書いてみる。
誰かがこんなことを言っていた。
お金儲けをしたいなら権利を持つことだ。
そもそも権利は古代ギリシャで生まれた。
土地の所有権か、ぶどう酒の専売権かどっちかだった気がするが
商人がお金を得るために、権利を主張したのである。


新しい商売が生まれる度に権利が生まれている。
いつの間にかリメイク権なんて定着してしまったし、
著作権が商売になると分かって、大流行である。
TVのクレジットを見ても、今までテレビ局だけのが多かったが
制作会社の名前が目立つようになってきた。
契約の名の下に様々な権利が主張され、商売が成立している。
だから、「権利」を商業的な意味で使うのには納得がいくが
政治的・社会的意味で使うのに、少し抵抗が覚える。
そもそもヨーロッパの市民革命あたりから、市民権などが主張されはじめたのだが
市民の利益を得るために獲得したもので
現在の「国民の権利」とかいう言葉はしっくりこない。
問題点は権利の行使は意識的なのか無意識なのかという辺りだと思うのだけれど
憲法などで保障される権利の殆どは無意識に行使している。
でも、意識的に行使しなければ、例えば債権などは効力を失ってしまう。
教育を受ける権利なんて、ほとんどの人が意識してないでしょ。
教育を受けることが困難だった時代の反省だと捉えればよいのだけれど
今の時代では意識的に行使することは難しい。
「学校行きたくない」と権利を放棄する方が難しいくらいだ。
(親には教育を受けさせる義務があるからなんだけども)
まぁ、何が言いたいかというと、事態の収拾のために行政が介入すると
後になると、面倒だなぁということである。
土地の権利を見るだけでお金は取られるし、何か作っても特許や著作権を意識しなきゃならない。
地球上にこれだけの人がいれば同じようなことを考えるひとは沢山いると思うから
同じようなものを作られても諦めはつくんだけどね。
隙間産業とかって、まさに新しい権利を主張することで
だんだんとえげつないものが出てくるかも。
広告権とか
プロデュース権とか
アドバイス権とか
どうなんだよ。権利の世の中って。