受験体験記

 あの怒濤の大学受験からもう1年が経つわけで、いろいろな想いを書いてしまいたいと思う。
ところで今、受験生の人は頑張って欲しいものである。
・受験勉強
 率直に「自分のために頑張ることは難しいことだな」と思った。
自分の勉強は人に比べてやったかやってないかよく分からないけど、
ある意味自分の欲望のための努力はけっこうきつかったなと思った。
 これが人のためだとか世の中のためだとかという努力は意外と楽なもので、
成果があろうとなかろうと、その動機を疑うことはない。
 それとは逆に、自分の目標は本心からの欲求なのか疑ってしまう。
「本当にオイラはあの大学に入りたいのかなぁ」って思ってしまうのだ。
 実際、自分で思う受験勉強期間は3ヶ月で、それまでの高校生活は好きな勉強(っていうか数学)しかしてこなかった。
志望大学に小論文があることは前々から知っていたけど、私は大の国語嫌い。心の中では泣きながら筆を動かした3ヶ月だった。
・受験
 そんな事考えてるうちに、もう本番で目の回る忙しさの後、めでたく合格。気がついたらもう入学式だった。
ほんの数週間前はあんなに狼狽していたのになんか不思議な気分。
ある友人は残念なことに浪人となってしまったり、一人はしゃいでいられないとも思った。
・そんで1年経って
 受験勉強の反動からか、えらい遊んでしまって学期末にバカをみた私ですが、改めて受験とこの1年を見つめ直してみると、
これで良かったのかなぁと思う部分と第一志望に入れたオイラは幸せだなぁと思う部分があったり、複雑な気分。
一番痛感したことは、大学に入ってからの過ごし方で自分の受験の評価がされることだと思った。周りからの評価もそうだし、
自分の中での評価もそう。