ソルトレイクシィティオリンピック

 長野五輪を間近に体験した私にとっては、イマイチ盛り上がりに欠けた五輪だったと思う。
時差16時間と言うこともあったし、あんまり長野時とメンバーが替わってなかったし。
私的には上村愛子がメダルとれなくて初っぱなからしずんでたので、そのままのテンションで五輪が終わってしまった。
上村愛子は一応トリノを目指すらしいけど、いつ辞めてもおかしくない状態なので、できれば今回メダルを取って欲しかった。
美人つながりで、ミシェル・クワンとサラ・ヒューズどっちが可愛いかと友人と議論。もち私はクワン。
長野の時からのファンで今回は金とってほしかった。
 んでもって、今回、ちょっと気になったのがアメリカの存在。
審判の問題は長野の時もあったし、ホームを優遇するのは暗黙の了解で長野の時も随分良くしてもらいました。
という事で、日本はあまり大げさに言える立場じゃない。と、まとめたいところだが、今回はちょっと状況が違う。
開会式の時から気づいた人もいると思うけど、どうもあのアメリカ同時多発テロのことがチラチラ見えてくる。
ブッシュ大統領の演説といい破れたアメリカ国旗といい、ちょっとはっきり言ってうざい。
広島・長崎の原爆の被害を主張する日本にもときどきそう思うのだが、過去の栄光を自慢するように、
古傷を見せびらかさないでほしいものだ。正しいことを言っていても偽善者に見えてしまう。
 あのテロ以降、アメリカは平然を装うどころか「強さ」を主張してきている。「テロ撲滅」「世界平和」を訴えてきた。
そう言いながら、そこら中で戦争を始めている。まるで「アメリカこそが正義で道徳」であるかのような。
今回の五輪で起きた様々な問題はココにあると思う。旧冷戦の対立はあくまで複線で、日本も含め、まるでだだっ子のように
メダルを欲しがり、騒いで、相手のアラを探す。特にアメリカは「テロ」を仮病にして王様気分で横暴を繰り返す。
そんな五輪だった。
 ※でも、選手のみなさんやボランティア、サポーターはよく頑張ってくれたと思いますよ。
なんだかんだ言って感動してたんですけどね。