映画「恋する惑星」

 いわゆるコイバナ二本立ての映画で、前半は金城武が後半ストーリーにはフェイ・ウォンが出演しています。二つのストーリーはあるカフェを中心に展開されて行く以外に、特に共通点は無く、ストーリーの展開も質も全然違います。
 前半のストーリーはちょっとブラックな感じな雰囲気なんですが、そういったどろどろした部分とピュアな部分がいい感じに強調(協調?)しあっています。
 後半は前半と違って淡いコイバナ。フェイのショートヘアがなんとも魅力的でかなりいい感じです。ボーイッシュなんだけれども、どこか女性的でした。
 前後半のストーリーのエンドは共通してどちらも切ないもの。ここで賛否両論に分かれる所だと思います。私はこういうストーリーがかなり好きです。2つのストーリーは全然違うものに感じますが、一貫したテーマが貫かれているように感じます。
 映像テクニック的にはちょっと実験的な感じもしますが、斬新で新鮮な感じもします。勉強にはなりますが、実際に使ってみようとは思いませんね。見るだけで充分ですわ。