映画「ハッシュ!」

 なんか久しぶりに映画館に行った気がする。自分が思っているよりも人気があるみたいで、
見終わった後、外へでると行列になってた。さっきまでガラガラだったのに。朝は穴場のようです。
 この映画を知ったのは、春に田舎に帰省していたときに新聞にreviewが載っていたから。
あらすじを読んだだけで思わず見たくなってしまった。因みに「ハッシュ!」の家頁はコチラ→
http://www.cine.co.jp/hush/index.htm
 最近、映画は退屈でつまらないモノと思い始めた私ですが、この映画を見れば何か変わるかなと思って見に行きました。
なんかさ、つまらないんだわさ、最近の映画って。とりあえず、シネマトグラフィーだとか脚本理論だとか努めて考えないようにして、
鑑賞に臨みました。純粋に映画を楽しもうと思って。
 ホモとかヤリマンとかえぐいところもあったけど、全体的に軽いタッチで、かなり私の好きなタイプのストーリーでした。
役者の演技もコミカルで片岡礼子が妙に自分のタイプにヒットしたりして、あと朝子の心情に共感したりして、
面白いのやら切ないのやら。去年、姪たちが生まれてきたときにも思ったんだけど、朝子と同じように、
自分に子供ができたら何か変わるかなって。別に人生あきらめてたワケじゃないんだけど、
覚悟してるような冷めてるような所があって、朝子とかぶるなぁと思ったわけです。残念ながら私は男ですけど。
でも、ちょっと後でへこんだ。
 日常生活からすればアブノーマルな世界が描かれてますけど、近い将来、これが普通になってくる可能性もあるわけで、
むしろその可能性が高いので、ちょっとした刺激にはなるんじゃないでしょうか。刺激が欲しい方にはオススメの作品。
 映画の後、『NHKデジスタ展』にも行ってきたんですけど、連日の疲労からかめまいが生じて、あんまりろくに見れなかったけど、
結構、良かったと思います。多分。すごく刺激を受けたと言う感じではありませんでしたけど、さすがだなぁ、と羨ましかったり、
もっと創作意欲が湧かないなぁと、悔しかったり。正直言うとあまりNHKらしく無かった気がして拍子抜けしたんだと思います。
家頁は→http://www.nhk.or.jp/digista/

ポスト織田裕二

 勝手にこんな考察をしてみたいと思います。いいのかなこんな事して・・・
 さて、俳優:織田裕二さんの後継者を探すわけですが、
先ず始めに織田裕二さんはどんな俳優か、考えてみます。一言で言えば、「暑苦しい爽やかさ」
とでも言いませうか、私が思うにそういう俳優さんです。
はじめて彼を知ったのは「東京ラブストーリー」。このドラマで彼のキャラが確定したと
勝手に思っています。
他には「お金がない」とか「踊る大捜査線」とか「ホワイトアウト」とか。
一つ言えることはどのドラマも映画も織田裕二だと言うことです。
いわゆる高倉健さん的な俳優です。刑事役だろうがサラリーマン役だろうが、アクションをしようが、
暑苦しくて爽やかな織田裕二なのです。
 そんな彼も三十路を越え、役柄にも限界がきています。
そんなワケでポスト織田裕二を探してみたいと思います。
・藤原直人…NHK朝の連ドラ「あすか」の博士役でブレイク?
その後、様々な役をこなしてきたけど、TVドラマ「アンティーク」で不思議な青年の役を演じて
ある意味新境地を開拓した彼。爽やかだけど、暑苦しくないね。
・押尾学…近年、急成長中。ブレイクしたとはまだ言えないかな。
キャラも定まってないのでこれからって感じ。ということで今回はお預け。
・長瀬智也…うーん。どっちかっていうと、ポスト木村拓哉って感じですかな。
独特のぼけキャラは彼独自のキャラを確立しそうですけどね。
・坂口憲二…先クールの「恋ノチカラ」での演技はかなり気に入ってます。
巧いです、彼は。今のクールでもいい感じの演技してますし。
あとは名作に出会うことができればブレイク確実。かな?
 という事で、私の独断と偏見でポスト織田裕二は坂口憲二に決定。
きっと彼なら織田裕二の跡を継ぐことができるはず?です。おそらく、たぶん・・・
あの暑苦しさと爽やかさを併せ持つ人はなかなか居ないですよ。

岩井俊二という監督

 さてさて、本業の映画のreviewです。
 私は春学期にシネマトグラフィーを勉強した時に、恥ずかしながら初めて岩井俊二監督を知りました。
課題の映画に「ラヴ・レター」という作品があって、それを初めて見た時めちゃくちゃ感動したのを覚えています。
よくよく考えればストーリー自体は単純でなんてことないんですけど、彼の表現方法はすばらしいモノがあると思います。
というのはちゃんとしたワケがあって、その一つ目の要因は「漫画を見ている感覚」ではないかと思うのです。
 映画と漫画の演出方法はおおかた似通った傾向があります。
彼の作品はどちらかというと長編コミックを読んでいる感覚に近いと思うのです。
映画あるいはアニメーションと漫画の決定的違いは画が動いているか否かという点にあります。
静止画には表現出来ないモノを動画で表現しようとした結果であるのです。
結局は一つの動作をどう表現するかの問題で、どのような動作でも静止画で表現できなくは無いのです。
手塚治虫の漫画が逆に劇場的・映画的と評されるのはその事の証明になっていると思います。
つまり、岩井俊二監督の映画は特殊効果など無駄な動きを省いて最小限のいわば原始的な画であると言えると思います。
 二つ目の要因は「編集」にあります。漫画では一つの動作を表現するのに多くのコマ割りを必要とする場合があります。
たった一コマで表現できてしまう時がありますが(静止画ではコレが一番難しい)
たいてい漫画家とういのはコマ割りが評価の対象となります(ネームと言われるヤツ)。
彼の映画ではこの漫画に似たコマ割りが巧みに組み込まれているのです。
その詳しい分析はおそらく今後私の研究課題になってゆくと思いますが、
もし彼が絵が上手かったら良い漫画家になっていたと思います。
 映画監督を目指す人はとても参考になると思いますよ。
オススメ岩井俊二監督作品
・「ラブ・レター」(感動作です。面白いです)
・「スワロウテイル」(一番、マンガっぽい作品。めっちゃ面白い)
・「フライド ドラゴン フィッシュ」(とにかく面白い)
↑説明になってない(笑)
「リリィシュシュ」はビデオ出たら見ます。

映画「恋する惑星」

 いわゆるコイバナ二本立ての映画で、前半は金城武が後半ストーリーにはフェイ・ウォンが出演しています。二つのストーリーはあるカフェを中心に展開されて行く以外に、特に共通点は無く、ストーリーの展開も質も全然違います。
 前半のストーリーはちょっとブラックな感じな雰囲気なんですが、そういったどろどろした部分とピュアな部分がいい感じに強調(協調?)しあっています。
 後半は前半と違って淡いコイバナ。フェイのショートヘアがなんとも魅力的でかなりいい感じです。ボーイッシュなんだけれども、どこか女性的でした。
 前後半のストーリーのエンドは共通してどちらも切ないもの。ここで賛否両論に分かれる所だと思います。私はこういうストーリーがかなり好きです。2つのストーリーは全然違うものに感じますが、一貫したテーマが貫かれているように感じます。
 映像テクニック的にはちょっと実験的な感じもしますが、斬新で新鮮な感じもします。勉強にはなりますが、実際に使ってみようとは思いませんね。見るだけで充分ですわ。