RAHMENS第13回公演“CLASSIC”

 お笑い好きの友人に誘われてラーメンズの公演を見に行きました。高校時代に別の友人がはまっていたので、名前は知ってましたが、まともにビデオやDVDを見たのは最近の事。そして、お笑いのLIVEは初めての経験。率直な感想はまさに芸術。いわゆるキテルわけです。いわゆるお笑いと言われる漫才やコントとは違うモノを感じました。どちらかとういと演劇と同じ感覚がしました。演出を担当している小林さんはデザイン業界でも有名ですし、なんとなく世界観やトーンの低さは共感できました。
パンフの表紙。片桐さんのどあっぷ写真だった。
 私が思うにかちかちに演出された映画やドラマも面白いですけど、LIVEとなるとアドリブが最大の魅力になっているのだと思います。大学のサークルでラジオ番組を制作したことがあるのですが、確かに何回も収録していると完璧に演出された番組ができますが、LIVEとなると(素人なので失敗もありますが)緊張感が何とも言えないほどたまりません。いわゆる筋書きのないドラマが展開されてく感じです。
 今回のラーメンズのLIVEでも友人曰くアドリブ満載だったそうで、ちょっとしたハプニングもちゃんとしたネタにしてしまうあたり、さすがプロ。あまりメディアではお目にかかれない彼らなので、貴重な体験だったなと思います。

『考えない』という思考

 最近、悩むことが多くていろいろと狼狽しているのだけれども
(おかげで精神不安定?これがノイローゼというものか?)、ふと思い立ってみると
何も考えてないことが多い。問題を目の前にしてただただうろたえているだけだ。
同じようなことは昔からよくあって、白い画用紙や原稿用紙を目の前にして
何も描けなかったり書けなかったりしたものだ。逆にイメージだけが先行してしまうことも
しばしばある。ということで、「工程をデザインする」から「思考をデザインする」に
なんとなく興味が変化してきた。(「工程をデザインする」についてはボチボチと編集して
いきたいと。)
 単なる現実逃避の『考えない』ということではなくて、『考えていない』という状態が
どういう事なのかがポイントになる。本当に何の『思考』も働かないことはあるのか?とか、
頭の隅においていながらも『考えている』とはどういうことなのか?とか。
理性と本能: 『欲求』というキーワードにも関係してくるのだが、どうにも自分のやりたいことが
イマイチわからない。いままで勉強していなかったせいでひたすらに知的欲求は高まる
ばかりで(じゃー勉強しろよって感じですけど)、そういう欲求は理性か本能か?
そもそもそういう区別をすること自体ナンセンスかもしれない。理性からの欲求
と本能からの欲求とではどこまでの差があるのか?どういう思考が働いて欲求に
つながるのか?主観と客観とではデザインの結果はどう変わってくるのか?
必然と偶然: 何かを作っていたりすると偶然性の発見がある。ただあまり偶然だとは思いたくない。
『創造は発見である』(4/15)で述べた事に
関連してくる。もしかしたら『考えない』という思考が『偶然性』に関係しているのかもしれない。

CG carnival 2002

 3月31日に
『CG carnival 2002』
に行ってきました。すごく混むだろうと予想していったのですが、
あんまり混んでなかったのよね。あんまり有名じゃないのかな?おかげでゆったりと会場をまわれたけど…。
 結論から言ってしまうと、私はあまり3DCGというものがあまり好きではないらしい。
あと、今回は好きな作家さんもいたけど、有名な作家さんはそれなりに上手だし、コレといった新発見はなくて、
大絶賛するような心境には少なくともなれなかった。
 では、印象に残った作家さんの紹介。
新海誠さん
 今回は『ほしのこえ』というアニメーションを発表。基本的には2Dアニメーションです。随所にすさまじい画力が発揮されてます。
ただ、所々に某アニメの影響が見受けられ、あとキャラクターデザイン・ストーリー構成はまだまだ物足りなさを感じます。
なんか人気があるみたいで上映会は満員でした。これからが期待の作家さんです。
木村俊幸さん
 宇多田ヒカルのPVでCG担当してるって言えば少し分かると思うけど、『FINAL DISTANCE』や
『traveling』のCGがそれです。あと『弟切草』のグラフィックなんかもそうです。クレーアニメーションやったり…。
私としてはスタイルというか世界観が何か好きです。
奥井宏幸さん
 『アフォーダンス』←う~ん、シュールだ………
 う~ん、まぁまぁかなぁって感じです。もっと、こう、熱いのを期待してたんですけど。しょうがないかぁ、
3DCGってあんまり好きじゃないんだもん。