舞台「ハリーポッターと呪いの子」

少し前にプレ公演を観劇してきました。休憩を挟む長めの舞台は初経験。あと、初・生・藤原竜也でした。

感想を下記にいくつか。

  • ステージの大きさは狭そうな印象だったけど、いざ始まると大きすぎず小さすぎず。ちょうどよかった
  • 最初の組み分け帽子の演出に驚く。一気に引き込まれる。
  • 舞台装置が凄まじい
    • 回転するステージ
    • 水の容赦ない演出
    • 動く階段
    • 事故なくパフォーマンスすることの凄さに関心
  • 小道具も凄まじい
    • 古くからあるマジックの応用だと思うけど
  • 日本人キャストだけどちゃんとキャラがたっててよかった。
    • とはいえ、再現具合?だと嘆きのマートルが一番だった。誰が見てもイメージがずれていなかったのでは
    • ただし、全体的にやや早口になる箇所がある。英国→日本語の翻訳が原因だと思うので致し方ないか。
  • シーンの合間のフォーメーション?ダンス?が良かった。そもそも舞台の場面転換の演習が個人的には好きなのかもしれない。
  • 音楽も良かった。映画のメインテーマを使わず、ハリーポッターの世界観にフィットしたサウンドは好印象。
  • ストーリーはちょっと酷なこと(ハリーに両親の死に際を静観させること)をさせるよなぁというのが率直な感想。それもあって、尺も含めて若干映像化しにくい印象。
  • 演劇の本番のイギリスがオリジンなので、きっとさまざまな面で最先端なんだろうと勝手に推測。

プレ公演と本公演の違いがあるらしいのは聞いているので、来年あたりに再度見に行きたいところです。

映画「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」

これも観たよという記録。

  • ダンブルドアの秘密部分はハリー・ポッターの情報を得る中で知っていたので、あまり驚きはなく、制作側もおそらく観ている人はある程度知っているという前提で作られていそうな雰囲気だった。詳細や経緯を少し深掘りできた。
  • グリンデルバルドがジョニー・デップからマッツ・ミケルセンに交代したところも見どころの1つで、そのダンブルドアの秘密部分について逆に納得感が高まったような感じだった。ジョニー・デップはエキセントリックではあるけど、妖艶さはマッツの方が上。といった感じ。
  • 肝心のファンタスティックなビーストはこれまでの作品ほど登場せず、そこは残念。定番のニフラーやボウトラックルは良かったけど。
  • その代わりホグワーツが出てくることで、ハリー・ポッターからつづくファンへのサービスのようにも思えた。
  • ナギニがどこか行ってしまったので説明が欲しかった。ティナはなかなか出れない理由は一応語られてたけど、やはりもっと出てきて欲しかった。
  • クリフハンガーはあったものの、ポストクレジットシーンがなかったので、続編があるのか不安になる。案の定いろいろモメているようだ。単体で観ると物足りなさはある。
  • 呪術廻戦の領域展開みたいな戦い方が急に出てきて、モヤっとする。

映画「TENET」

「インセプション」「インターステラー」に次ぐノーラン作品。事前情報なしで観に行ってきました。思ってたんと違うという感もありましたが、良い意味で「なんじゃこりゃー」という感想を持ち、時間を逆行する以外の説明ができず。仕組みとしては難解なんですが、テイストはスパイ映画そのもの。そして、最後は主人公たちの友情関係が切なくなる展開でした。細かいことを除けば、結局、ニールを愛でる映画で良いかなと。

今回、最初は近場のIMAXで見てきたのですが、どうもしっくりこない。よくよく調べると通常の映画館をIMAX化したものらしく、フルスペックではないとのこと。画質的には2Kレベルらしく、絵がどことなくぼやけて感じました。

ということで、1回は見てみたいといろいろ調べて池袋にあるフルスペックのIMAXでも見てみました。色も質感もパキッとしていて、臨場感抜群でした。一番驚いたのは画角でして、通常の画角では上下の絵が切れていたのを知り、これはもうノーラン監督の作品はフルスペックで見るしか無いじゃんと思うほど。カットによって画角がバンバン変わるので、最初は違和感ありましたが、余すとことなく見れるというのは良いなと。新しい体験でした。

収穫はニールでして、最初はわからなかったんですが、ハリーポッターの炎のゴブレットで出てきたセドリックじゃありませんか。いい感じにエージングした渋い男前になっており、今後の活躍に期待です。