USJに行ってきました

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35度超えてるけど雪景色

 

初USJ。いやぁ、よかったです。非常によかった。大阪近郊であれば、年パスの価格も抑えめだったのでおそらく購入してたでしょう。それくらいまた行きたくなりました。ただ、関東から行くとなるとそれなりに時間と費用が係ったので、次男がもう少し動けるようになったら再訪したいなと思っています。

1泊+1.5dayパス+エクスプレスパス7 で行きましたが流石にコンプリートはできず。乗ろうとしていたものは大体乗れたので大変満足です。

そもそも、大阪自体が初体験でした。といっても大阪の観光地にはまったく足を踏み入れていないのですが、なんとなく空気や生の関西弁に触れられてちょっとワクワクしました。ただ今回は、1カ月前には地震があったり、豪雨があったり、そしてこの猛暑日が続いたりと、かなり不安な面がありましたが、なんとか無事に帰ってくることができました。熱中症対策は別途メモしておこうと思います。

 

ざっと感想を以下に。

  • スパイダーマン
    • 立体視系は苦手なので敬遠してたのですが長男が乗りたがったのでライド。なかなか容赦ない動きでメガネがずり落ちそうになりながら楽しめました。正直、酔いましたが。
  • JAWS
    • 昼と夜と乗ってしまいましたが、これも良かったです。ちょっと子どもには刺激が強いかも。
  • ウォーターワールド
    • これも良かったです。1日3公演くらいしかなくて、やや不満でしたが、内容を見るとかなりハードなので、3公演くらいじゃないと体力持たないなと。あくまでショーとして見せていたので、刺激的な演出もありましたが、子ども楽しめると思います。
  • ジュラシックパーク
    • 醍醐味は最後の急降下ですが、乗る人や乗る場所によって濡れ具合が全然違いました。自分は最前列でずぶ濡れ。昼間に乗っておいてよかったです。
  • フライングダイナソー
    • 身長とかの関係で自分だけライドしてきました。個人的にはこれが一番驚かされたと思います。実際に鳥になったような、あるいは翼竜に捕まったような感覚で、あと、まったく何も抗えないような感覚が新鮮で面白かったです。
  • ミニオンハチャメチャライド
    • 新しいということもあり結構人気で混んでいました。いわゆるフライトシミュレーター型ではありましたが、それがいくつにも別れた劇場型といった仕組みでした。変なところ詮索しちゃいけないって話ですけど。ちょっと物足りなさはありました。
  • ハリーポッターエリア
    • 人気だと入場制限あるというのですこし身構えてましたが、そこまでの混み具合ではなかったです。妻と長男は早速杖を手に入れて魔法を体験してみたり、自分はとりあえずバタービール(夏場はシェイクがある)を飲んでみたり。35度超えだけと雪景色だったり不思議な空間でしたけど、いるだけで楽しめました。
  • ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー
    • これは是非リピートしたいアトラクションでした。結構ホラー色が強い印象でしたが長男も楽しかったようで(目をつむってたみたいだけど)子どもも楽しめそうです。リピートしたいもう一つの要因は、スタンバイの演出が気になっていて、エクスプレスパスでショートカットしてしまったため、じっくり見れなかったので、次は結構並ぶかもしれませんが見てみたいです。
  • プレイング・ウィズおさるのジョージ
    • 期間限定みたいですが、これは子ども向けのショーアトラクションで、すごくレベルの高い内容だったと思います。大人は仕組みの方ばっかり気になっちゃいましたが、そこまで最新鋭の技術というわけではなく、演出のために技術をちゃんと選んで使ったという感じがして印象がよかったです。
  • エヴァンゲリオン XRライド
    • 妻が一人で乗ってきました。良かったそうです。VRのライド系は苦手なので(確実に酔う)敬遠しました。なにげにおそらく一番混んでいたアトラクションだったのかも。
  • ユニバーサル・ワンダーランド
    • TDLでいうとトゥーンタウンのような小さい子向けエリア。次男は一番元気に飛び跳ねてた気がします。小さめのライドをいくつか乗りました。

あと心残りがあるとすれば、当初予定していたバックドラフトが見れなかったり、アーリー・パークインできたのに行使できなかったり、ショーなどはまったく見に行かなかったり。再訪時には攻略したいと思ってます。

また、今回は初めてということもあって旅行会社を頼りましたが(散財しましたが)、色々勝手も分かってきたこともあったので、もう少しちゃんと作戦を立てたいと思います。

 

<熱中症対策について>

尋常じゃない暑さが続いた中行ったわけですが、とにかく子ども優先・体調優先を言い聞かせて準備しました。

  • 帽子か日傘必須
    • 言わずもがな。日傘は防熱タイプのものを購入。子どもも一緒に入れるので重宝します。
  •  ハンディファンは意外とよかった
    • ベビーカーにもつけられるし次男は勝手に取り出して涼んでました。
  • 冷却パック
    • 叩けば冷えるやつ。カイロの逆版。カイロほど長続きしませんが消耗品なのでバシバシ使いました。
  • 冷感タオル
    • 濡らすとひんやりするやつ。事前にホームセンターで購入したやつがよかったです。USJで購入したやつは素材がいまいちで長男は感触が嫌がってました。
  • スプレー付きハンディファン
    • 半分気分を上げるために買ってはみましたがあまり使わず。スプレーが他の人に迷惑になるといけないので途中から空の状態でした(本末転倒)
  • 日焼け止め
    • 朝塗るだけでは不十分でした。何時間かおきに塗らないとだめですね。自分は日焼けに弱い方なので、帰りの道中は腕や足が真っ赤になりヒリヒリ痛くてたまりませんでした。
  • 水は強制摂取
    • こまめに取ったつもりです。ドリンクフリー券がついてきたので気兼ねなく注文。ペットボトルの購入も多かったので、よくよく考えるとギリギリ元取ったかどうかくらいでした。

 

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ウォーターワールド。アクションがすごかった。

 

 

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アヒルを流す次男

 

 

 

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映画に出てきたような風景。ワンピースとのコラボのため恐竜のメニューがなくなっていたのが残念。

2017年の反省とこれから

実は社会人10年目でもありました。

社会人に向いてないと自他ともに思っていたのですが、なんとか続けることができたのは、ひとえに周囲の寛容な環境があったためかなと思ったりしてます。実家が自営業ということもあり、あまりサラリーマンの家庭像がはっきりしたものがなかったため、逆にいろいろ新鮮な体験ができているような気がします。

今年はというと、昨年の反省もあって仕事量はあまり負荷がかからないように調整することができました。世間的にも働き方改革の風潮もあって、無理しすぎず、サボりすぎず、コントロールできたかなと。

新しく挑戦したことは特にないのですが、いつもどおり反省と目標。

 

  • 英語

上達が見込めず途中断念し、メソッドから見つめなおしてます。春ぐらいに数カ月かけて集中的に再挑戦してみて、それでもだめならすっぱり諦めようかなと。

 

  • ものづくり

これも手がでず。毎年の年賀状作りが精一杯という感じです。

 

  • 人間ドッグ

なかなか行けず。来年こそは。。。

 

今年は社会人10年目ということもあって、流石にボロボロになってきたこともあり、バッグやお財布を新調しました。

いろいろ自分に甘い1年だったなと思いつつ、来年はもうちょっと引き締めてやっていきたいと思います。

 

 

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初めてナイトフォール・グロウ(雨の日限定の夜パレード)見ました。

※ 今年もディズニーリゾートは3回行きました。

映画「かぐや姫の物語」

「風立ちぬ」がジブリの伝統芸能であるならば、「かぐや姫の物語」は日本人が後世に伝えるべき文化財(文化遺産)のようなものだろうと思いました。
大げさかもしれませんが、それが率直な感想です。
ストーリーは特に奇をてらったものではなくて、ごくごく原作通りに進みます。ネタバレとかそういうものでもなく、なんとなく高級な日本昔話といいますか、細やかな脚色(演出と言っていいかもしれませんが)が所々ある程度で、淡々と進めていく感じがしました。ポイントとしては脇役の女の童がいい味を出していて、最後も粋な演出がありました。このキャラがいたおかげでだいぶエンターテイメント性が保たれていたような気もします。
冒頭の10分くらいに感情移入する部分はあるのですが、隣のおばちゃんが既にボロ泣きだったため、若干引いいてしまい、感情移入しきれなかった感は否めないです。そこでしっかり乗っておけばラストでも泣けたのかなぁと思います。なので冒頭10分が大事です。
音楽はジブリでお馴染みですが髙畑監督は初タッグとなる久石譲で、これまたもののけ姫以来となる和の久石節を聞けただけで、個人的にはとても満足でした。特にクライマックスの月からのお迎えがくるシーンの曲はそこだけ繰り返ししばらく聞いていたい音楽でした。このためだけにサントラを買いたいくらい。ちなみに、月からのお迎えのシーンは阿弥陀如来の来迎のシーンそのもので、来迎とは(何で読んだかは忘れてしまいましたが)「阿弥陀如来がいわばオーケストラを編成し極楽浄土からお迎えにやってきて、当時の人にとっては一大エンターテイメントだった」訳ですから、音楽といい演出いいとてもガッテンいきました。
随所に出てくる童歌は(髙畑監督作曲だそうですが)頭に残りやすく、これはこれで好いです。
そして、なんといっても作画とアニメーションがこの映画の主な見どころで、一見、何気ない画風に見えるかも知れませんが、この作画の過程を想像しただけでも鼻血が出そうなほど気が遠くなります。そりゃ製作期間が7~8年もかかるってものです。では日本の独自の技術かと言われると、そうでもなくで、どちらかというと世界的に見て伝統的なアニメーションの手法とも言えると思います。アート系アニメーション(ざっくりいうとアカデミー賞短編アニメーションに出てくる感じのもの)を言われるものは1枚1枚画を描いていくものですから、今後はそちらの系譜に位置づけられるような印象でした。
今後の映像やアニメーションの授業などで教材として用いられることもあるんじゃないかと思う作品でした。
いずれ子どもにも見せておきたい映画です。

うさぎスマッシュ展

気づいたら12月。よろしくないですね。
テレビで立て続けに特集(情熱大陸ですけど)をやっていたのでちょっと気になったので行ってきました。
しばらくこういった世界に触れていなかったので。
率直な感想としては政治的・社会的主張が昔よりも強くなっている傾向があるのかなと思いました。昔から、特に海外ではあるにはあったのですけど、日本で強い主張のものはあまり見なかった気がします。
震災以降はどうにもそういう傾向なのかなと。
単純に面白かったのは以下の通り。
・迷宮の庭(レアンドロ・エルリッヒ)
窓を覗くと隣の窓の風景が見えます。
機構が単純だったけどほどよい温度感。
・No Numbers(リチャード・ウィルソン)
鏡(実際にはオイル)を敷き詰めた部屋の真ん中に立つことで不思議な浮遊感。これも機構は単純だけどスケール感に圧倒されました。
・モノバケーション(ブラク・アリカン)
各地の観光PRビデオをランダムにつなげた作品。不思議と違和感なし。観光地に求めているものは普遍的だよねってことを分かりやすく見せてくれます。これくらい軽い主張というか気付きを提供してくれる方がちょうど良いです。
アートは社会との関わりを持つと反体制にポジションをとってしまうことがあり、穿った見方をすると、別の反体制の勢力にいいように使われてしまう感がしてしまうのが残念なところです。
社会人になってからどちらかというと体制側の方に所属しているせいかもしれませんけど。
まぁほどほどに距離を保ちたいな、と。
余談ですが、老夫婦が「うさぎの展示がなにかなの?」と突っ込んでいたのが印象的でした。タイトルだけ聞くと確かになにがなんだか分からないですしね。

映画「風立ちぬ」

前評判通り「いい映画」でした。とはいえ賛否両論が分かれるかもしれないなぁというのも正直な印象です。そして不覚にも涙してしまったのも事実です。強いてジャンルに分けるとヒューマンドラマで、ハリウッドでリメイクするならトムハンクスあたりかなぁというイメージです。そんな空気感。

アニメーションはコクリコ坂から引き続いたジブリ感がただよっていました。リアルさよりも動きはすごく丸く(シャープではない)、色のトーンは濃すぎず、いい昭和の匂いを演出していたと思います。際の戦前の昭和を知らないわけですが、小説や伝記、祖父母から聞いていた話でイメージする昭和がそこにあったという感じです。
音楽の方は「紅の豚」再びといったところでしょうか。後でパンフレットに書かれて気づいたのですが、モノラルだったせいか実はあまり音楽の印象が薄いのです。その代わりセリフや効果音が聴きやすく印象に残っています。で、声優については特に評価が分かれるところなのですが、個人的には若手の俳優を起用しても良かったんじゃないかなぁと思います。庵野さんって知らなら良かったかもしれませんが、どう聞いても庵野さんな訳で。それを抜きにしても声に若さが出ていないんですね。西島さんはハマったと思いますけど、肉体的な若さは声に出てくるものですから、若手の俳優でもよかったと思います。前例として、蟲師のギンコの声なんかがあると思います。
さて、音楽でもう1つ注目なのがテーマソング。エンディングにかけて流れるわけですけど、これがまた涙腺をぐりぐりと緩めるわけです。涙した理由の半分はこれなんじゃないかなと思います。
ストーリーについてはイデオロギーが絡むと面倒な題材でもあるのであまり深く分析するには向かないと思います。実在の人の半生があり、架空の恋愛ドラマが折り重なっているわけですから、完全なオリジナルとは言えないわけですし、要素だけみればどこかで何度も使われているようなプロットでもあると思います。
戦前の日本は遠いようで、私にとっては実は祖父母が生きた時代でもあり、実はそこまで遠くなく、遠くても地続きだったのだのだなぁとつくづく思いました。震災と不況になぞらえて、今現在の日本の状況との呼応している部分があると言う見方もありますが、だからといって戦争がすぐ始まるわけではないでしょうが、それはそれとして、歴史の教科書にはない人独りの人生を知っておくのも大事なことだなぁと改めて思います。
ミクロな視点では、夢と仕事とのバランスと時代や病といった抗うことができない運命との向き合い方を考えさせられました。映画では「10年」がキーワードですけど、その10年がいままでのどの10年だったのか、これからなのか、進行形なのか、よく分かりません。そういえばとある研究室でも10年単位で仕事することがキーワードだったと思います。分かってはいるものの、実際に行動できるかどうか。それも自分次第なのですけども。
この映画に登場人物たちのように、一日一日、精一杯に、それでも淡々と生きていく姿が眩しかったです。