conception : cafe

 この家頁を開設する当初から「cafe」という概念を考えてきた。それは単なるお茶が出てくる場所・名詞ではなく、「cafe」っぽいという事を考えてみたくなったのである。漠然と以下のモノは私の中で「cafe」として形容できるものなのだ。
・例えば色:橙・蒼・白から黒へのグラデーション
・例えば場所:自由が丘あたり。スタバはcafeそのもの。あとは座れるところ。
・例えば様子:お茶を飲む。会話をする。ちょっと気取る。
 そう感じ取った場所・瞬間に写真を撮り続けてきた。最初は言葉に縛られすぎたのか、お茶を撮っていたけれども、だんだんとその周りと撮るようにもなっていた。おそらく「cafe」という雰囲気に魅了され、「cafe」っぽいトーンを探すようになっていたのだと思う。
 私は次にconception:「walk」(散歩)に移行したが、1年間、思考し探した、このconception:cafeを元にして、そろそろ何か表現できないかと考えている。写真を撮りだめていたのはいわばサンプル採集みたいなモノで、メディアを先に選ぶと言うより、それは後で選びたい。つまり、「cafe」というconceptionでデザインしたいと思っている。それが「思考のデザイン」の一歩だと考えている。

今後のちょっとした予定とか

数時間後に書きたいことを思い出す。
この脳はどこかでループしているようです。
このごろ見たい映画
>恋愛写真
>スパイ・ゾルゲ
どちらも邦画。洋画も好きだけど
邦画も結構良いと思うのよ。
HPの改装工事。
忙しさを理由にHPを全面的に改装しようと思う。
blog中心にしたいけど、どうなるかは未定。
今週の木曜に広告批評の取材が来た。
所属する研究会の特集をするそうなので
下っ端ながら、少しどきどき。
たぶん、買う。

RAHMENS第13回公演“CLASSIC”

 お笑い好きの友人に誘われてラーメンズの公演を見に行きました。高校時代に別の友人がはまっていたので、名前は知ってましたが、まともにビデオやDVDを見たのは最近の事。そして、お笑いのLIVEは初めての経験。率直な感想はまさに芸術。いわゆるキテルわけです。いわゆるお笑いと言われる漫才やコントとは違うモノを感じました。どちらかとういと演劇と同じ感覚がしました。演出を担当している小林さんはデザイン業界でも有名ですし、なんとなく世界観やトーンの低さは共感できました。
パンフの表紙。片桐さんのどあっぷ写真だった。
 私が思うにかちかちに演出された映画やドラマも面白いですけど、LIVEとなるとアドリブが最大の魅力になっているのだと思います。大学のサークルでラジオ番組を制作したことがあるのですが、確かに何回も収録していると完璧に演出された番組ができますが、LIVEとなると(素人なので失敗もありますが)緊張感が何とも言えないほどたまりません。いわゆる筋書きのないドラマが展開されてく感じです。
 今回のラーメンズのLIVEでも友人曰くアドリブ満載だったそうで、ちょっとしたハプニングもちゃんとしたネタにしてしまうあたり、さすがプロ。あまりメディアではお目にかかれない彼らなので、貴重な体験だったなと思います。

MUSIC VIDEO:A Vehicle for New Sensitivity

 先日、東京都写真美術館で行われている『MUSIC VIDEO:A Vechicle for New Sensitivity』に行って参りました。2月20日までなのでまだの人はお早めに。もともとMVは好きな方だったので少しは見たことがあったのですが、これはこれでかなりの衝撃で、技術と質の高さはそこらの映画やテレビを勝るものだと確信しています。前々から、単なるプロモーションとしてのロールを超えた表現として注目されてきたMVですが、特に今世紀になってからは、すでにデジタル技術の実験場ではなく、まさに「映像」と「音楽」の融合が決定的になってきました。
MVの種類 
MVには大きく分けて2種類あります。『LIVE型』『STORY型』です。今まではほとんどがLIVE型でその表現方法にしのぎを削ってきたのですが、次第に映像に『STORY』が含まれてきます。歌詞のイメージや、まったく違うがトーンは損なわないものなど。現在では『LIVE型』『STORY型』も融合し更に新しい表現を追求している時代です。ショートフィルムみたいな試みもいくつがあります。既にただ音にタイミングを合わせて映像を当てる時代はとっくに過ぎ去りました。
これからのMV
 『A Vehicle for New Sensitivity』を日本語にすると『新しい感受性をのせて』となります。別にMVに限ったことではなく『表現』と包括的な意味合いからして、多くの人が『感受性』の重要性を感じ取っているのではないでしょうか。いわゆる「私はクラシックが好きだから~」とか「~こそロックだ」とか、もはやカテゴリに分けることは不可能になりつつあります。価値観の多様性が原因だとしても、イイものは限りなくイイのです。主義や形式を度返しして、個々の感受性がそれに反応するかが問題になります。様々な感受性が誕生し、吸収され、更に新しい表現につながり、これからもそうなるでせう。
Director:Michel Gondry

[The Chemical Brothers/STAR GUITAR]
[The Chemical Brothers/LET FOREVER BE]
[Daft Punk/AROUND THE WORLD]
etc…

 とにかく熱くて格好良すぎます。どうして海外のMVはここまで熱くなるのか不思議です。生理的に気持ちよすぎるのです。
その他、注目の楽曲etc…

[CORNELIUS/DROP DO IT AGAIN]
[砂原良徳/LOVEBEAT]
[石野卓球/Polynasia]
[TAKKYU ISHINO featuring TABITO NANAO/ラストシーン]
[電気グルーヴ/Nothing Gonna Change]
[FANTASTIC PLASTICMACHINE/BEAUTIFUL DAYS]
[Mr.Children/君が好き]
[SUPERCAR/YUMEGIWA LAST BOY]
[Beck/The New Pollution]
[The Rolling Stones/LOVE IS STRONG]
[AIR/Hoe Does It Make You Feel]
[Kraftwerk/MUSIQUE NON STOP]
あと中野裕之さんがディレクターをした洋楽があったのですが忘れてしまいました。

上の展示以外で個人的に気に入ってるMVetc…

[Bonnie Pink/Tonight the Night]
[電気グルーヴ/Shangri-La]
[電気グルーヴ/Stereo Night]
[宇多田ヒカル/traveling]
[宇多田ヒカル/Can You Keep A Secret]
[宇多田ヒカル/SAKURAドロップス]
[宇多田ヒカル/FINAL DISTANCE]
[FANTASTIC PLASTIC MACHINE/CTIY LIGHTS]
[椎名林檎/真夜中は純潔]
[椎名林檎/茎(STEM)]
[中谷美紀 with 坂本龍一/砂の果実]
[SUPERCAR/LUCKY]

とりあえず、思い出したものから羅列したのでまだまだあると思います。