サッカー日本代表で期待したい新戦力

まぁメモ的に。

W杯最終予選はなんとか突破して、コンフェデは収穫はあったものの散々な結果で、正直このままだと限界を感じつつ、とりあえず来月の東アジア選手権には新戦力を試すらしいので、今後の期待も含めて各ポジションについて考えてみようかなと思います。
  • GK
たぶん現在の選出されているメンバーからはあまり変わらないと思います。東アジアでは西川がメインで使われると思いますけど、権田が次点で、次にあるとしたら五輪予選で不遇な扱いを受けた清水の林あたりでしょうか。
  • CB
人材不足は否めず。栗原もJリーグではいいパフォーマンスしていると思うのですが、コンフェデのメキシコ戦の失点シーンなんか見ると経験不足の感が否めず。伊野波や高橋の頑張りにも期待したいところです。他に戦力としては1回呼ばれている水本ですとか、個人的には森重なんかを試して見てほしいなと思います。
  • SB
こちらは人材豊富。
右は内田がファーストチョイス。コンフェデのメキシコ戦では酒井(宏)がテストされてましたけど見事に穴だと判断され散々つっこまれてました。結果、失点も日本の右サイドからでした。もうちょっと頑張って欲しい。駒野もいますし、場合によっては伊野波や長谷部も右SBはできますし、酒井高徳もいるし。Jリーグでは鹿島の西とか浦和の森脇とか。
左は長友がファーストチョイスですがやや怪我が心配です。怪我明けからはあまり左足からクロスをあげなくなっていて、切り込んでからの右足でのシュート・パスが多くなっているのが気になるところです。メキシコ戦では動けなくなって交代してしまいましたし。次点で酒井高徳になるのですが、最近は攻撃だけでなく守備も良くなってきて長友のバックアップの役割は充分に果たせそうな気はします。駒野や槙野もいるのではやり人材は豊富。個人的には東京FCの太田とかC大阪の丸橋なんかを試して欲しいです。
  • CMF
いわゆる遠藤後継者問題ですね。ここは家長や柏木らが試されてきましたけどいまいちフィットせず。代表だと2-3回の試合でフィットしないとポイ捨てなんですね。あまり集まれないしじっくり連携を高めていく暇なんてないし、合うものがいるまで探すというのは懸命な判断だとは思います。
今時点で遠藤、長谷部の次点としては細貝になります。場合によっては高橋もそうなのかな。今野も中村もボランチはできるのでバックアップメンバーについてはケアされているのかなとは思います(あと本田も香川もボランチの経験者ではあるが)。とはいえ、怪我などでどうなるか分かりませんので新鮮力は試すだけ試しておいた方がいいのかなと思います。ここで候補にあがるのは、鹿島の柴崎と五輪で活躍したC大阪の扇原、山口。個人的には横浜FMの中町なんかも試して見てほしいです。代表経験者だと浦和の鈴木と阿部ちゃんあたりがてっとり早い補強になるのかなと思います。
  • ST
いわゆる2列目。ここも人材豊富で、新戦力も沢山います。あとはCFも含めた相性の問題だと思うので、いろりろなパターンを出来る限り試してみる他なさそうです。個人的に試して欲しいのは、まず柿谷。チームではトップで使われていますが、ゼロトップの可能性も含めて試して見てほしいです。特に本田がいない時は、香川、清武、乾でもって旧セレッソ同士でなんとかしちゃいなさいよって思うわけです。あとは浦和の梅崎、原口、山田。広島の佐藤もップよりも2列目で使ったほうが良いような気はします。国内復帰した宇佐美や国内復帰するかもしれない大津の奮起にも期待したいところです。
  • CF
ここは一見人材不足のようですが、ザックさんがあまり試していないだけでいい人材は結構いると思います。今までのメンバーだと前田がファーストチョイスで、次点でハーフナー・マイクになります。マイクはポストプレーも上手くなってきてはいるものの、せっかくの高さがあまり生かせない事が多くはがゆい感じです。あとは経験者だと李や森本がいますが、特に李については最近のパフォーマンスはよかったので、あとはチームがちゃんと決まってレギュラーが固まれば復帰もあると思います。新戦力として期待したいのは鹿島の大迫です。五輪の本戦では落選しちゃいましたけど、その後のチームでの成績はかなり良いのと、タイプとして前田と似ているところがあるのでフィットしやすいのではないかと思います。あとは鳥栖の豊田とかC大阪の杉本とか、あとは単純にゴールランキングで名を連ねている、川又とか渡辺千真とかもありだとは思います。あとお試し招集された久保や工藤などにもチャンスはあるかなと。
W杯予選終了後、メンバーに手をいれることを示唆したことはもしかしたら戦術についても見直す可能性があるやもしれません。例えば五輪代表が本戦に向けて大迫を外し永井をトップに据えたように。たぶんその可能性はほぼないですけど、コンフェデで得た収穫を元に(3バックも含め)マイナーチェンジをしてくることはありそうです。
あとはどうしても選手のコンディションなどによって計画変更もありうるので、特に怪我だけはないようにW杯本戦を迎えて欲しいなと思います。

ロンドン五輪サッカー雑感

結果としては男子は4位、女子は2位となりました。
男子は開催前はGL突破すら不安視されてましたが、蓋をあけてみればあれよあれよと勝ち進み、まさか3位決定戦で日韓戦になるとは夢にも思いませんでした。残念ながらメダルには届かなかったですが、前評判を考えればすばらしい結果だったと思います。
女子の方は金メダルを誰もが期待していたのですが、惜しくも銀メダル。内容の方はW杯の時よりも数段レベルアップがしている印象でした。まさにチャンピオンにふさわしい強さがあったように思います。
周りを見渡せば男子と女子でベスト4に入っている国は日本しかいないのですから、サッカー界としては贅沢なため息なのかもしれません。確かに敗戦は悔しいけれども、長期的にはとしても日本のサッカーの先行きは明るいと思います。
極力、試合は見ることができたのでそれぞれの試合や個々人の雑感は下記に。

続きを読む ロンドン五輪サッカー雑感

サッカー五輪代表選考雑感

FW以外は大きなサプライズはなかったかなぁという感じでした。
黒い噂ではアディダス枠だったんじゃないかとかささやかれてましたが、たぶんセレッソメンバーが多いということと、高さと、最近の調子の良さから杉本を選んだなのかなと思います。とはいえいきなりスタメンとも考えにくいので、永井か大津をトップに置いた、ある意味でゼロトップのような感じになるのかもしれないです。2年前のアジア大会の印象に近いかも。
事前に試合もあるのでそこである程度の戦い方が分かるとは思いますが、メンバーを見た印象としては、初戦のスペイン戦は何が何でも”引き分け”をもぎ取るくらいの意気込みを感じました。関塚さんは若干弱気みたいですけど、期待値はやや低い位の方が戦いやすいと思いますし、あと20日あまりですが初戦を楽しみにしたいと思います。

祝五輪出場!

友人からチケットを恵んでいただきサッカーU-23五輪代表 対バーレーン戦を見に行ってきました。
引き分け以上で五輪出場権獲得ですし、ホームゲームですし、久しぶりに国立ですし、大変いい雰囲気の試合でした。

先制点をあげた扇原選手(中央)
試合展開はというと、前半はそこまで攻め急いでいたようには見えませんでしたが、なかなかシュートまで繋がらず、時々カウンターを喰らって危ない場面がありました。
後半に入ると得点のニオイがただよってきた矢先に緊急地震速報が鳴り響きました。ぐらぐらと座席がゆれ遠くのポールもしなっていました。で、試合はどうなるかというとそのまま続行。まぁ身の危険を感じるほどではなかったものの、家にいる妻と息子の安否が気がかりになりつつ、試合展開も気になりつつ。そうこうしているうちに扇原の先制点が決まりました。そしてその数分後、清武の追加点が決まりほぼ試合は決したようなものでした。その後は危なげなく試合を支配し、清武の惜しいシュートもありましたが、いい雰囲気のまま試合終了。めでたくロンドン五輪の出場権を獲得しました。
試合後は関塚監督の挨拶があり、水掛があり、胴上げがあり、ウイニングランがあり、観戦ならではのイベントが楽しめて、とても良かったです。息子にはいつかこういう雰囲気を味わって欲しいなと思った次第。
今後はメンバー選考を楽しみつつしばらくはJリーグを楽しみたいと思います。

ウズベキスタン戦雑感

ここ最近サッカーの試合が多くなってきて嬉しい限りです。Jリーグも開幕しますし。
さて久しぶりにA代表の試合を見たのですが、まぁ残念な結果でした。
一応公式戦とはいえ事実上消化試合なわけで、両チームともそれぞれの思惑があったと思われます。
で、メンバーはというと、おそらく現状のベストメンバーを組んできたようでした。藤本はアイスランド戦でのパフォーマンスを認められてのスタメンなのかなと思います。あとは海外組のテストのような印象でした。試合全体の雑感としてはウズベキスタンの高プレッシャーに遠藤・長谷部がつぶされてしまったことが決定的だったと思います。
前線でボールがキープできず、サイドでも組み立てができず。失点シーンは日本が前掛かりになったところをカウンター一発でやられてしまいましたが、ウズベキスタンの方がよく走れていました。コンディション不調の感は否めなかったですが、それの影響を省いてみても、課題というよりは今の日本の限界が見えたような気がします。メンバーの賛否両論はあるものの、基本的な戦い方は変わりません。現状できる手は尽くしたものの、そうこうしているうちにずるずると寄り切られた感じです。前半の岡崎のシュートが決まっていれば状況はもう少し好転していたでしょうけども、日本対策のお手本みたいな試合になってしまい、最終予選はこういう戦いが多くなってきそうな気がします。
Aマッチでないと海外組が招集できないとか、海外組のコンディションがよくないとか、これは日本ひいてはアジアの宿命みたいなものなので、ここは協会に頑張ってもらうしかなさそうです。スタメンがほぼ海外組とか数年前に比べれば贅沢な悩みみたいなものです。次は3ヶ月後ということなので、けが人の復帰も期待しつつ、ひとまずは五輪予選となでしこの試合を楽しみませう。
ウズベキスタン戦の後で行われたなでしこJAPANの試合ですが、試合巧者というかきっちり勝ち星は拾って、試したいことは全部やって、男子とはステージがまるで違うなぁと思いました。状況がまったく違うので単純比較はできませんが、強いチームはたとえコンディションが悪くても勝ちきれるものなのだなと思いました。
さて、五輪の男子の方ですが、だいぶ状況は良くなりました。扇原よくやってくれました。原口は頼もしくなりましたし。マリノス勢の活躍もあったので個人的にはほくほくです。6~8割方は五輪出場が決まったようなものですが、引き分けではなくきっちり勝って五輪出場を決めて欲しいです。(とはいえバーレーンも侮れないですけど)