ペイオフ解禁

※この前、『コンビニがレシートを集める理由(ワケ)』でいろいろ書きましたけど、実はレジが
本社のコンピュータと直結してるので小売店の小遣い稼ぎはできないんですよね。ってことは
企業ぐるみで脱税?んなわけないか
 いよいよこの4月からペイオフ解禁です。って言っても、定期預金だけですけど。
来年の4月からは普通預金もペイオフとなります。
 ペイオフってのは『もし銀行がつぶれたときに預金が1000万円とその利息しか補償されない』
っていうような事はみなさん知ってると思うけど、ちょっと注意が必要です。
1:同じ銀行で口座を2つもっても意味ナシ
 1000万円までなら2つ口座もてばいいじゃーん、と考えてもダメです。
1口座ぶんしか補償されません。他の銀行に口座を持てば大丈夫ですけど。
2:郵便貯金は1000万円まで
 それじゃぁ銀行じゃなくて郵貯してやる~って言っても、郵貯は1000万円しか貯金できません。
最近の銀行はサービスよくなってるから郵貯も銀行もあんまり差が無くなってるわけですな。
3:住所
 っていうかね、本籍の住所じゃないと何千万円だろうと何千円だろうと一銭も補償されません。
私も神奈川県の住所で通帳を作ってますけど、もし銀行がつぶれたら一銭もかえってきません。
注意して下さいな。
 というわけで、ペイオフのお話は終わり。自己責任を求められる制度なので、
『知らなかった』って泣いても誰も助けてくれなくなるんだよなぁ

岩井俊二という監督

 さてさて、本業の映画のreviewです。
 私は春学期にシネマトグラフィーを勉強した時に、恥ずかしながら初めて岩井俊二監督を知りました。
課題の映画に「ラヴ・レター」という作品があって、それを初めて見た時めちゃくちゃ感動したのを覚えています。
よくよく考えればストーリー自体は単純でなんてことないんですけど、彼の表現方法はすばらしいモノがあると思います。
というのはちゃんとしたワケがあって、その一つ目の要因は「漫画を見ている感覚」ではないかと思うのです。
 映画と漫画の演出方法はおおかた似通った傾向があります。
彼の作品はどちらかというと長編コミックを読んでいる感覚に近いと思うのです。
映画あるいはアニメーションと漫画の決定的違いは画が動いているか否かという点にあります。
静止画には表現出来ないモノを動画で表現しようとした結果であるのです。
結局は一つの動作をどう表現するかの問題で、どのような動作でも静止画で表現できなくは無いのです。
手塚治虫の漫画が逆に劇場的・映画的と評されるのはその事の証明になっていると思います。
つまり、岩井俊二監督の映画は特殊効果など無駄な動きを省いて最小限のいわば原始的な画であると言えると思います。
 二つ目の要因は「編集」にあります。漫画では一つの動作を表現するのに多くのコマ割りを必要とする場合があります。
たった一コマで表現できてしまう時がありますが(静止画ではコレが一番難しい)
たいてい漫画家とういのはコマ割りが評価の対象となります(ネームと言われるヤツ)。
彼の映画ではこの漫画に似たコマ割りが巧みに組み込まれているのです。
その詳しい分析はおそらく今後私の研究課題になってゆくと思いますが、
もし彼が絵が上手かったら良い漫画家になっていたと思います。
 映画監督を目指す人はとても参考になると思いますよ。
オススメ岩井俊二監督作品
・「ラブ・レター」(感動作です。面白いです)
・「スワロウテイル」(一番、マンガっぽい作品。めっちゃ面白い)
・「フライド ドラゴン フィッシュ」(とにかく面白い)
↑説明になってない(笑)
「リリィシュシュ」はビデオ出たら見ます。

受験体験記

 あの怒濤の大学受験からもう1年が経つわけで、いろいろな想いを書いてしまいたいと思う。
ところで今、受験生の人は頑張って欲しいものである。
・受験勉強
 率直に「自分のために頑張ることは難しいことだな」と思った。
自分の勉強は人に比べてやったかやってないかよく分からないけど、
ある意味自分の欲望のための努力はけっこうきつかったなと思った。
 これが人のためだとか世の中のためだとかという努力は意外と楽なもので、
成果があろうとなかろうと、その動機を疑うことはない。
 それとは逆に、自分の目標は本心からの欲求なのか疑ってしまう。
「本当にオイラはあの大学に入りたいのかなぁ」って思ってしまうのだ。
 実際、自分で思う受験勉強期間は3ヶ月で、それまでの高校生活は好きな勉強(っていうか数学)しかしてこなかった。
志望大学に小論文があることは前々から知っていたけど、私は大の国語嫌い。心の中では泣きながら筆を動かした3ヶ月だった。
・受験
 そんな事考えてるうちに、もう本番で目の回る忙しさの後、めでたく合格。気がついたらもう入学式だった。
ほんの数週間前はあんなに狼狽していたのになんか不思議な気分。
ある友人は残念なことに浪人となってしまったり、一人はしゃいでいられないとも思った。
・そんで1年経って
 受験勉強の反動からか、えらい遊んでしまって学期末にバカをみた私ですが、改めて受験とこの1年を見つめ直してみると、
これで良かったのかなぁと思う部分と第一志望に入れたオイラは幸せだなぁと思う部分があったり、複雑な気分。
一番痛感したことは、大学に入ってからの過ごし方で自分の受験の評価がされることだと思った。周りからの評価もそうだし、
自分の中での評価もそう。

コンビニがレシートを集める理由(ワケ)

 どうでも良い話なんですが、コンビニのレジの近くにレシート回収箱らしきモノを見たことがあるかと思います。
わざわざ何で集めるのには理由がありました。 といっても、これは噂に聞いた話なので、もし関係者のみなさまが居りましたら、ごめんなさい。
あくまで噂なですから、気にしないでください。
 さて、レシートというのはそもそも領収証みたいなモノです。 商品を買ったという確かな証書です。お店側がレシートを手にするということは、お客が商品を買ったという事実を隠滅することができると言うことです。
レシートの記録はお店側にも残っています。 その記録と出荷時・納入時それと残品回収時の記録と照合して、売り上げが確認されていきます。
もし、万引きされているような事があれば、すぐに分かるというわけです。
 しかし、お店には猶予予算が存在します。 例えば、月10万までは自由に使っていいですよ。というモノ。
もし万引きなどで収入が減ったとしても10万までは本社も「しょうがない」と思ってくれるのです。
ですから、たまーに店員が商品を買わずに入手できるのです。これはまぁ良くあること。ここでお店にレシートがあると妙な事が起こります。
 仮にレシートとそのLogを消去したと考えましょう。すると商品は「売れた」のではなく「万引きされた」という認識になります。 売れたわけでもなく、売れ残ったわけでもなく、無くなってしまったわけですから、本社への報告としては例の機密費から賄われます。 となると、面白いことにお客が支払ったお金はお店(小売店)にとどまるわけです。税金の対象からも免れるわけでちょっとした小遣い稼ぎになるのです。
 まぁ、別に客には迷惑な話では無いので気にする事はありませんが、そんな事があるかもよ。