映画「インターステラー」

前評判がよかったのと、予告で気になったので見に行ってきました。
あまり見る環境としてはあまりよくなかったけど(最前列で、隣の人が汗臭かったりと)、約3時間楽しむことができました。中だるみもなく、ちょっと詰まりすぎな感じもしますが、調度良いスピードで時間旅行をした気分です。映画じゃなくてドラマでも良かったかもしれません。とても濃密でした。
単純なSF映画ともいえますし、親子愛あるいは家族愛をテーマとした部分もあり、まぁ特に親と子の下りは涙腺を刺激するわけですけど、人間ドラマもあり、もちろんノーラン監督ならではのストーリーの”仕掛け”もワクワクさせるものでした。最後も想像の余地を残した心地良い余韻が漂うものでした。
強いて難点をいえば、音楽がやや苦手でした。良い音楽ではあるのですが、インセプションの時もそうでしたが、個人的には情報量が多すぎてちょっとつらいものがあります。ここぞというドラマの展開の時に、「どーん」と洪水のように容赦ない音圧で流してくるものですから、身を任せればそれはそれで心地良いかもしれません。耳の弱い自分としては流される前にちょっと避けてしまいます。(感情移入が途切れるといいますか)
あとは好き不好きですけど。個人的にはインセプションの方が好みかなぁ。