親になるということ

1月9日に息子が生まれました。予定日より1週間ほど遅れ、奇しくもフルムーンの日でした。後から聞いた話ですがその日は5人も生まれたんだとか。不思議なものです。
立ち会いましたが、助産婦さんの手際の良さに関心するばかり。また、女性の強さというか神秘さというかただただ圧倒されるばかりでした。生まれた息子は羊水を多量に飲んでいてうぐうぐ言うばかりで、よくテレビなどで見る「おぎゃー」と泣くには少し時間がかかりました。生まれてすぐに「大きいねー」と助産婦さんたちに言われましたが、とにかく小さくて、相対的な大きさなんてさっぱり分かりません。小さいけれどもものすごいエネルギーがぎゅっと詰まった感じがします。ただただ生命の神秘に魅せられるばかり。
はてさて、人の親になるわけですが、従来、恩着せがましい態度や干渉しすぎる親子関係は嫌っていた自分ですけども、いざ人の親となると自分がどういう心境になるのか興味深かったのですが、とても説明しにくいのですが「私めが育てさせていただきます」といったような心境になりました。まぁなんというか不安の方がやや大きいのですね。自分自身の性格が子供の頃から変わっていないことを自覚しているわけで、あれよあれよと就職し結婚し子供をもうけて、なんだかんだで大人の階段を上っている自分をふと客観的に見ると、「いやいや昔から変わってないっしょ」と思うわけです。そんな私が小さな小さな生命体のお世話させていただくわけです。
「家族はチームみたいなものだ」と10代の頃から思っていたのですが、その考えは今でも変わっていません。さながら、実家のチームから退団し、今は夫婦2人のチームに新たなメンバーが新規加入したようなものです。彼はいつしか離脱し新たなチームを組むのでしょうけど、まぁ今は新体制をちゃんと整えていきたいなと思います。