2011年を振り返って


あまり総括することもないのですが、結局のところ3月11日につきると思います。
1-2月に新婚旅行に行ってたことが遠い昔のようです。
3月11日の事は前に書いたので特に言及しませんが、年末が近づくにつれて震災の話題が多くなってきており、感覚的にはだいぶ遠い過去のようでした。ただ、ここ最近、被災地出身の人と話すことがあり、彼らの話は帰宅困難だったとかビルがたいそう揺れたとかそういう悠長なものではなく、生きるか死ぬかの瀬戸際のエピソードを聞くこともあり、軽くショックを受けました。被災地はまだまだ震災が現在進行形であり、時々でも肝に銘じなければなと思いました。また、原発事故についていえばおそらく自分が死ぬまで収拾するのを見届ける事になるだろうと思います。
さて、今年を表す漢字として「絆」が選ばれましたが、自分の事に関してだけ言うとやや違和感はあります。どこかでつぶやきましたが縁というのは結ぶだけではなくてもほどくことも必要だと思うのです。たとえば地縁。住めば都といいますが、その逆も然りで、どうにも最近は自分の出身地にはもう一生住むことはないだろうと確信めいたものがあります。(将来はどうなるか分かりませんが)少なくとも今現在はそのように思います。特に震災後、ある種意図的ではありますが自然と気持ちが離れました。また歳を重ねれば恋しいモノなのかもしれませんが。
ところで、来年は新しい家族を迎える予定です。不安と楽しみが半分づつ入り混じっています。ちょっと不安の方が若干大きいかもしれません。覚悟はしていたつもりなのですけどもね。この人の親になる前の感覚はすぐに忘れ去ってしまいそうなので、折を見て書き留めておこうかと思います。
来年は家族3人ともどもよろしくお願いいたしいます。
それでは良いお年を。