スペイン旅行 4日目

4日目。
カルモナは朝の風景が格別でした。

周辺は見渡す限り荒野が続いておりました。


この日はカルモナからセビリア(セビージャ)へ。
カルモナと違いセビリアは都会で、マドリッドよりもすっきりとした印象がありました。
路面電車が走り、街路樹にはオレンジが生っており、ちょっとオシャレな感じがしました。
ちなみにそのオレンジは苦くて食べられたものじゃないとか。なので街路樹のオレンジは修道院などに寄付されてマーマレードとかに加工されるそうです。

スペイン広場
スペインの各所には同名の広場が必ずといっていいほどあって、区別が面倒なのですが、セビリアのスペイン広場は、昔は万博の会場に使用されたそうで、最近のトピックスとしてはスター・ウォーズ エピソード2のロケ地になったんだとか。

次はアルカサールへ。
昔のスペインの宮殿で、イスラム系とキリスト系が混ざった感じの建築でした。
当時の王様が、「イスラム建築の方がいい!」みたいに駄々をこねたんだとか。

天井は寄木細工だとか。

タイルの細工が美しかったです。

ようやく猫を発見!

タイルの貼り間違え。
アルカサールにははるか昔に日本人も訪れたことがあるんだそうです。
伊達正宗が派遣した使節団がセビリアを訪れ、多くの日本人がこの地に残ったそうです。名字はなかった人々なので「ハポン」という姓を名乗るようになり(王様からさずかった?)、スペインにハポン姓ができたそうです。なので、ハポンという人は日本人の血が混じっているそうです。稀に蒙古斑も見られるそうで、それを知らない家族が母親の虐待を疑って裁判沙汰にもなったそうで、何やら奇妙なつながりがあるもんだなぁと思いました。

アルカサールの裏手のユダヤ人街を抜けてお土産タイム。
陶器のお土産屋の主人がオックスフォードで浩宮様と同級生だったらしく、それを売り文句に商売してました。
まぁ、つまり御用達なんだそうです。自分も小物入れなんか買っちゃいましたけども。
アルカサールの次はカテドラル(大聖堂)とそこに隣接するヒラルダの塔へ。
カテドラルの中はとてつもなく大きく、これまた写真やら動画やらどうしたら良いのかわからなくなるくらいでした。
とにかく大きさや豪華さに圧倒されてしまいました。
一方で、小さい懺悔部屋(ガイドさんが懺悔ボックスと言ってましたが)が点在しており、雑多な雰囲気がありました。日曜になると懺悔ボックスは盛況になるそうで実際に軽い罪は赦される(?)とか。なので、軽犯罪が多くなるきらいがあるそうです。

パイプオルガンが2台。

懺悔BOX。もっと沢山あります。

ヒラルダの塔。なんか名前がかっこいい。ゲームに出てきそうです。
てっぺんの像は風見鶏になっているらしいです。ちなみにヒラルダは風見を意味してるらしいです。

コロンブスの墓。遺骨は分散してしまいちょっとしか残っていないとか。

ヒラルダの塔から見たセビリアの街並み。最上階まで登れます。階段ではなく坂道で昔はロバなどで登っていたそうです。

カテドラルの中庭。オレンジが沢山なっていました。
お昼はカテドラルの近くのバル(BAR)で食べることに。ちなみにバルとはスペインのコンビニみたいなところで、レストランとカフェとバーとついでにちょっとした売店とを兼ねており、朝食から夜の飲みまで至れり尽くせり。というわけで(?)スペインではコンビニを一切見かけませんでした。

キッシュ

ローストチキン
他にもたっぷり食べました。
食事後、セビリアを後にしてグラナダへ。
なんと移動距離は245km。そしてバス移動。窓から見る風景はひらすら荒野ばかり。時々、豪邸らしきものが見えたりしましたが、スペインにも貴族はそこそこ居るらしく、そういった貴族の豪邸なんだとか。
途中サービスエリアに寄り(日本のSAとあまり変わりませんでした)、グラナダへ着いたときにはもう夕方でした。
ホテルで休憩後、フラメンコショーへ。

洞窟のフラメンコ
いかにも観光客相手という感じの体でしたが、大変迫力ありました。
特に男性の踊りはすごかったです。食事を頂きながらというスタイルでしたが、体調が下り坂なのといつもより早い夕飯だったものですから、ほとんどご飯を口にすることができませんでした。

お店を出ると、アルハンブラ宮殿がライトアップされていました。