映画「インセプション」

感想書く間もなくいろいろあったので今更ながらですが。
これは確かに面白い映画ですが、たぶんあまり理詰めをすると崩壊してしまう世界なので、製作者が決めたルールをある程度受け止めて、あとは流れに任せて、適度に疑問を持つのが良いかと思います。
衒学的というほど意図はしてないと思いますが、メメントの時もそうでしたけども、こういう世界観は「なんだろう、なんでだろう」といろいろ思索するのが面白いのであって、あまり深くは追及しない方が良いです。前提を疑いだしたらあっという間に崩壊してしまいますから。製作側も最終的な「答え」は提示していないですし。
この映画でもう1つの注目どころは俳優・女優陣と、音楽。
個人的には音楽がよかったです。調べてみると売れっ子みたいですね。
俳優陣は渋いです。渡辺謙のカリスマっぷりは磨きがかかっていましたし、ディカプリオはもう少ししたらいい感じのオヤジになりそうでたまらなかったです。日本でのプロモーションの時に二人でいちゃついていたのが印象的でした。
アーサー役のジョゼフ・ゴードンのダンディっぷりが思わぬ収穫でした。