※やっと攻殻機動隊2ndGIGを見終わってちょとアテられてる
バーチャルであるネットとリアルの世界が融合しつつあるという話があるけども、どちらかというとバーチャルに吸い寄せられている感がある。魂が吸い寄せられているような。あるいは魂だけ肉体においていかれるような。むしろ肉体が重荷になっていくのも分かる。
記憶や知識や、今や思考までもネットで共有されつつあって、並列化を繰り返している。
特に世間的な意志であったり、思考のベクトルは、まるで人間が加速器かのように、時間の経過とともに広がりや純度が増していっている印象がある。
そうなると、もうそれは自分の意見なのか誰の意見なのか分からなくなる。
あるいはそれは自分の意見であって誰かの意見でもある。
でも誰の責任でもない。みんなの責任であっても誰も責めることができない。
それはそれで物作りの戦略としてある手法ではあるけども、あらゆる日常生活の行動に関わってくると、違和感が出てきた。
それが空洞化だ。
ネットから情報をダウンロード、インプットして、それを何らかの処理してアウトプットして、ネットにアップロードする。
それを繰り替えすことはできるが、内なる何かからの動機が生まれにくくなっているような気がする。