二人家族(母と娘)

※ふと妄想したので散文的にプロットを
母と過ごす何回目かのクリスマスに私は倒れた。
母は早くに離婚し、女手一つで私を育ててきた。
ずっと働き詰めで、休んだところをあまりみたことがなかった。
経済的に厳しく、私は大学進学をあきらめ看護学校にいき看護士になった。
それでも生活はあまり楽にならなかった。


気づけば30を超え、母も定年をとうにすぎていた。
婚約までいった縁談があったが、うまくいかなかった。
相手は二人だけの新婚生活を望んだが、母を独り残すことなどできなかった。
そのうち相手の両親から反対され破談になった。
私は母と二人で生きていくことを決めた。
いつか海外旅行でも、おいしいレストランでも連れて行ってやろうと思った。
倒れたのはそんな矢先だった。
精密検査をいくつか受け、知り合いの医師から余命を告げられた。
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娘は悟られないように、母の引取先を模索する。
しかし、母のわがままのせいでうまくいかない。
そして、母と娘の関係もこじれ始める。
娘の病状は悪化し、入院することになり、母は初めて娘の病気のことを知る。
母は貯金を切り崩し、借金を重ね、懸命に看病をする。
そして、母は娘の最期を看取る。