アナログデータとデジタルデータ

メモにも書きましたが、情報の信頼性の問題について少し考えてみたいと思います。
最近、解せないことは「デジタルデータでは信頼性がない」という風潮です。
その風潮の理由としてデジタルデータは偽造・ねつ造・改ざんが容易だからだそうです。
これについてはいくつかの切り口があるかと思います。
・アナログデータとデジタルデータのそれぞれの特質と特性はなにか
・情報の信頼性を担保するものはなにか
・状況を伝える情報は真実なのか


アナログデータでも偽造・ねつ造・改ざんは容易で、厳密な分析をしなければ改ざんの形跡を見つけ出すことはできません。それはデジタルデータでも同じことです。(それぞれ性質が違うので、それぞれ得意分野がありますが)
どちらにしても、何をもって情報の信頼性を担保するかということになります。
その主たるものは「出所」になると思います。誰(どこ)が発信した情報なのか。誰(どこ)が作ったものなのか。
それを信用するかしないかは、受け手の判断であり、情報の真偽のリスクは受け手が請け負うことになります。
では、その情報の真偽を判断する基準とは何かということになります。
おそらくは「真実に近いかどうか」ということでしょうが、そもそも私は「真実」について懐疑的な考えを持っています。
あくまで証言や証拠は客観的(客観的の定義も難しいですが)な状況を伝える情報でしかなく、真実かどうかはユーザの解釈によります。つまり「真実」なんてものはなくて状況を伝える情報をそれぞれの人がどう解釈するかということです。
ですので、そもそも情報なんて信用ならんっていう話では短絡的でしょうか。
(頭の回転が遅いので問題提起だけで)