問題解決の仕方

倫理で習う防衛機能なんかと結局は一緒なんだけど、何かの問題を解決するときにいくつか方法はあって、それは知っていてもプライベートで生かせてないっていうのは、問題発見解決型の人材を育てる学校に行ってた人間にとってあるまじきことなのだが(古いか)、戒め的にメモ書きしてみる。(一文長いなぁ)


・二項対立
全く反対の方向を目指す。悲しい時はテンションのあがる映画でも見ようとかいう話。
・代替
他のモノにかえる。二項対立と似てるけど、全く反対のものじゃなくて別の方向。ストレス溜まったので運動で発散するとかいう話。
・物理的対策
ある意味強制手段。言うこと聞かないから殴るというような外向きな話。
・自己改革
これはどちらかとうと逃避。悩んだので宗教に入るとかいう話。
ちなみに倫理で習う防衛機能はこちら。

・抑圧
苦痛な感情や記憶などを意識から締め出し、無意識へと押し戻すこと。
抑圧が成功すればその出来事自体を忘れ、自我は何事もなかったかのように振舞うことができる。最も基本的な防衛機制と考えられている。
・注意を集める
他人の注意を自分に向けさせることで自己満足して心の安定を保つ。ためいきをすることでストレス解消になることも。
・合理化
満たされなかった欲求に対して、適当な理由を付けて正当化しようとすること。
キツネがぶどうを取ろうとしたが、手が届かずに取ることが出来なかった。その時、「あのぶどうは酸っぱいのさ」とするのがすっぱいブドウ、欲しくは無かったが自分の物となったレモンを甘いと言い張るのが甘いレモンである。(イソップ寓話に由来)
・同一視
自分にとって重要な他者と自己とを同じものと見なすこと。
具体的には、他者の功績をさも自分のことのように話すこと。
例:「あの甲子園に出てたピッチャー実は俺の中学のときのクラスメイトなんよ」
  「俺の知り合いにさ~」
といったように、実際にやったのは自分ではなく他人、ということが多い。
・投影(投射)
多くは望ましくない自分の感情や考えを他人のものであるとすること。 例:「あなたの幸せが私の幸せ」
・反動形成
抑圧だけでは不十分な場合、無意識レベルの願望とは正反対の行動を意識レベルにおいて取ること。
無意識からの突き上げに対して重石をかける意味を持つと説明される。好きな異性に対して、意地悪をするなど。
・逃避
適応が出来ない時にその状況から逃れること。状況からこのように分けられる。
現実への逃避 – 例:直面する課題とは別のことに熱中する。
空想への逃避 – 例:偶然の収入を当てにして将来計画を立てる。
病気への逃避 – 例:苦境に陥ると体調を崩す。
などが挙げられる。
・退行
以前の発達段階へと戻ること。
弟や妹が産まれると、子供は母親にもっと構ってもらうために、年に似合わず赤ん坊のように振る舞うことがある。これは退行の一つである。一人暮らしした学生がホームシックにかかり、実家に帰ると親に甘えることも退行のひとつである。
・補償(代償)
ある事柄に対し劣等感を持っている際、他の事柄で優位に立ってその劣等感を補おうとすること。
勉強が苦手な子供が、体育の授業で頑張るなど。
・置き換え
欲求を本来のものとは別の対象に置き換えることで充足すること。
・昇華
非社会的な欲求を、社会に受け入れられる価値ある行動へと置き換えること。
例:「性欲をスポーツで発散」

結局、これは多面的に物事(問題)を分析していけばやっていることなんですけどね。
メソッドを知っていれば多少は効率はいい。
けれども効率的に考えることは効率的なアイデアが出ることとは同値ではない。
常に悩んで、常に勉強ですかね。