日本の表現力

よかったです。
新しい美術館もよかったです。
http://plaza.bunka.go.jp/ex/index.html
日本の昔からの表現を何から何まで、そして選りすぐりを収集していました。
面白かったのを以下にピックアップ。


■メディア芸術
「メディア芸術」とはあまり定着していないような気がするのですが、単に芸術と言っても大丈夫のような気がします。定義にもよるのですが、日本語の芸術にはアートもエンタテイメントもデザインも内包している感覚があります。厳密な定義としては、メディア芸術とは「映画、漫画、アニメーション及びコンピュータその他の電子機器等を利用した芸術」なのだそうです。
それはさておき、戦後から現代までのその「メディア芸術」の歴史を10年毎に分けて展示していました。
・アニメーション
実は戦前から日本のアニメはすごかったりするのです。昔のアニメーションがいくつかピックアップされていましたが、今みても遜色ないものもあります。
・アート
古い感じがほとんどしません。あと太陽の塔の内部が実はすごい事を初めて知りました。
・エンタテイメント
やはりビデオゲームが革命的な印象です。現代のコーナーにFlashアニメがあったりするのがちょっと違和感。
・マンガ
手塚治虫がターニングポイントだったのがよく分かりました。この分野では、それ以降ほとんど革命的なことは起きてないんじゃないかな。
■表現の源流
昔からの表現を今のジャンルに振り分けて展示していました。
鳥獣人物戯画をマンガとしたり、土偶をフィギュアとしたり、からくり人形をロボットとしたり。
その感覚に慣れるまでは笑いをこらえるのに大変でしたが、よくよく考えると楽しみ方は今とさほど変わりないのかなと思いました。
■未来への可能性
文化庁メディア芸術祭歴代受賞作品からピックアップされてました。
・クイーン・マンマ
でかいです。
・ラウンドウォーカー
これもでかいです。
・青の軌跡
やっぱり良いなぁ
・hanabi
流石「nendo」って感じ。
・Lake Awareness
これは初めて見たのですが、良かったです。
真ん中に入ったらちょっと酔いました。
・モルアオタワー
流石です。
・時間層
もうやばい。
ほとんど何のコメントか分かりにくいと思いますが。
全部説明するのがちょっと面倒だったもので。
最近の自分の琴線が「スケール感」に終始しているような気がしています。
でっかいものはやっぱり迫力があります。