TAKEO PAPER SHOW 2006 UNBALANCE/BALANCE

大学の用事が思ったより早く済んだので
都内へ直行して見に行きました。(日曜もやってくれればよかったのに)
テーマがちょっと良くわからなかったんですけど
作品は去年よりも私好みでした。
デザインらしいデザインがされているなと。
実用的かといわれるとそうではないと思うのだけれど。


素材や質感に主眼を置いているような感じですけど
実際はコンテンツやアイデアの不足に喘いでいるような印象でした。
技術的には去年とあまり変わってないですし。
なるほど~と思うアイデアばかりで
その中でも、個人的な嗜好が強いのですが
水野学さんの作品が気になりました。
テトラパックの封筒とか。
失敗した原稿用紙を丸めるとバスケットボールになったりとか。
どちらも実用には難しいと思いますが
好きなアプローチです。
素材や技術が沢山あって、それらを使って面白いことしようとする試みは
昔は嫌いだったのですが、もう、世の中全体がそのような状況になってきてしまっていて
最近できた新しいものでも(表○道ヒルズとかも)、空虚感が漂ってしまいます。
そこで、最終的にはいろんなアプローチ・トライアルをして、淘汰されていくのだなと。
ビジネスが絡んでくると、特に技術先行型にならざるを得ないのかなと思います。