感覚を再現する

数ヶ月ほど、困った事がある。
ガラスをひっかいたような、黒板を爪をたてて引っかく、あのキリキリした音が脳内で再現できるようになってしまった。
その度に、鳥肌を立てて、気持ち悪くなってしまう。
別に気持ち悪くなるなら思い出さなきゃいいのに
変な癖になってしまって、今では鼓膜さえも同じように振動してるのかとさえ思う。
あれですな、梅干をみて唾がでる構造と同じ。


訓練をすれば、自由自在に感覚を再現できるんじゃないかと思った。
妙な話、無味のものを食べて自分の好きな味にしてしまうとか、
白いキャンバスを見つめて、好きな画を描いてしまうとか。
とりあえず、そういう刺激が少ないレベルから始めると
雑音の中でも好きな音楽を脳内で再生できたりするのではないかと。
かなり危ないような話ですが、ありえない話ではない。
先ほどの音以外にも、おかしな身体の反応があって、
全部ではないですが、ある種の裏路地を見ると恍惚に逝ってしまう時がある。
性的な刺激に近いもの。
原因はさておき、そういう現象が実際にあるのだから不思議なもので
フェチとかマニアはそういう、なにかしらのトリガーが快感を再現してしまうのかもしれない。
ここでいう「感覚」は「思う」とか「想像する」以上に生々しくリアルで
それはクオリアと言ってよいと思う。
人間は言葉では叙述できないほど、リアルな感覚を再現できる。
はてさて、そんなこと、自由自在にできたところで、その先には何かあるんだろうか?

2 thoughts on “感覚を再現する”

  1. 自由自在にできることがいいかどうかは別として,よく言えばイメージトレーニングだし,悪く言えば妄想になるんでしょうね.
    個人的な意見では,「MATRIX」って映画に近いと思います.
    近い将来,ああいうことが身近になる時代がくるのでしょうか.

  2. お久です。
    マトリックスの人間工場みたいに空想の世界だけで満足できるか?ってことかもしれない。
    だって、未知の体験がリアル以上にできるんだとしたら
    それほど魅力的な事はないのに
    それはなんか違うと思うのは、人間の性質なのでせうか。

コメントは停止中です。