映画「LoveLetter」

図書館でDVDを見つけてしまい、衝動を抑えきれず見てしまいました。
もう何度目でせう。何度見ても良いです。
もう最初の法事のシーンからじーんと来てしまいます。
ネタバレしてはいけないので、内容は書きませんが、岩井俊二ファンでなくても、一度見ておくことをオススメします。
大学に入って一番最初に感動した映画がコレだったので思い入れが強いかも知れません。岩井俊二監督作品の中では2番目なんですけどね。(1番はダントツで「スワロウテイル」)
今回は技法を中心に見ていたのですが、さすがです。映像の勉強になります。
基本的にスティルは少ないのでその辺は個人の好みになりますが、脚本・演出・構成・編集において勉強になります。
前半は同期パラレルモンタージュから後半では回想モンタージュが絡んできます。
きっとタイムラインを図式化すると複雑であることがよく分かると思います。
独特のカッティングも勉強になります。(カットが多いのは個人的に好きなのですが、これもまた個人差です)
岩井俊二監督のすごいところはいわゆる映像論を自分で発見し実践しているところです。私は方法論を先に学んでしまったので、方法論と本能とのジレンマに悩むわけですが、作り込む研究心を見習いたいです。
参考URL:http://www.swallowtail-web.com/