映画「blue」

※weblogに乗り換えようとしてるんだけど、いろいろあって。きりのいいところで乗り換えます。
 いつだったか、渋谷へてくてくと。見に行きました。確か高校くらいの時に原作の漫画を読んだことは覚えているのだが、読んだことしか覚えて無くて、ストーリーはあんまり覚えてなかった。とりあえず、危うい偏愛の世界。結構、好き。
 個人的に主演の二人が好きな女優さんだったので(市川実日子と小西真奈美)、もともと個性の強い二人なものだから、ちょっとそれを無しにキャラクターを見つめることができなかったかもしれない。失礼ながら『いまさら女子高生はちょっと無理じゃない』ってどこかで思ってたり。そんな主演たちの脇で、仲村綾乃・高岡蒼佑あたり(村上淳はちょこっとした出てこなかったけど…)の俳優さんたちがすごくよく見えました。違和感がないのですよ。
 技術的というか演出方法とかの観点から見ますと、意外と現実はゆっくりなのかもしれないと思わされた。時間軸がね。カットが他の映画より少し長い気がしてしまう。個人的に映像を作るときにカットは短くしてしまうのだけれども、長いカットに慣れてくると、これが彼ら(登場人物)の時間の速さなのだと納得してくる。大量の映像情報を垂れ流しする映画が巷で溢れる中で、時にはこういう『ゆっくり』とした映画をたまに見るのも良いのかもしれない。
 『blue』で一番気に入ったのは映画よりもwebだったりする。インターフェースがなんとも言えないトーンをかもし出していて、かなり良い。かなり感動。
『blue』公式ホームページ→http://www.blue-movie.jp/