文化庁メディア芸術祭

 3/3日:文化庁メディア芸術祭
に行って参りました。1時間電車にゆられ、てくてくと恵比寿まで行きました。
「どんなもんかねー」ってたいして期待しなかったのですが、予想以上にものすごかったです。
では、そんな作品をご紹介。
・デジタルアート[インタラクティブ]部門:[大賞]突き出す、流れる
 パンフレットで見た時は『どーせ音に反応して3DCGが変化するのだろう」と思っていたのですが、
会場で見たモノは得体の知れない物体でした。『なんじゃこりゃ』。CGとかそんなんじゃなくてホンモノ。
30cm四方の入れ物に黒い液体が張ってあって、その上20cmくらいの所に円筒がつるしてあって、手とかで音を鳴らすと
黒い液体が『ぶちゅぶちゅ(そんなにいやらしくない)』と音をたてながら鋭利な固まりとなって上っていくのです。
それは気持ち悪いを通り越して感動でした。できれば実際にナマでみて欲しい作品です。伝えにくいですよコレは。
・デジタルアート[ノンインタラクティブ]部門:[優秀賞]After Image
 気づいたら大賞の『安重』という作品を見逃していた・・・。もう一回見にいこうかな。
この『After Image』作品はとにかく「巧い」です。前衛的な作品だけかなとも思ったのですが、
こういうしっかりした作品も賞を受賞しているのでちょっとうれしかった。この作品の作者はFAINAL FANTASY X
のテクスチャーアーティストとして参加しているそうですよ。
・デジタルアート[ノンインタラクティブ]部門:[優秀賞]Beauty Kit
 最高です(失笑)。佐藤雅彦と張り合うくらいのコンセプトの良さ。
テレビCMのパロディっぽいんだけど、とにかく内容が怖い。ある意味こわい。
でも、それが面白い。こんなMADな作品に賞を与えるなんて文化庁もやるなって思いました。とにかく「凄い」としか
いいようがありません。この作品はhttp://www.pleix.net/
見れます。QuickTime化されています。回線重い方はダウンロードしてから見た方がいいかも。是非みてください!
 あとアニメーション部門と漫画部門もあったのですが、まぁ正統派と言われるところが賞を取っていて特に目新しいモノはありませんでした。
学生CGコンテストも開催されていたんですけども、こちらはかえって前衛的すぎて私には少々理解不能というか、理解できても
あまり感動できるモノはありませんでした。インタラクティブ部門でひたすら人が階段を下り続けるプログラムというか作品は
面白かったですけどね。すごく滑稽でした。→[U-18賞]:
地下へ地下へ
 と言うことで、結構よかったんじゃないですかね。