ようやく観てきました。素直によかったと思います。(上から目線ですが)「こりゃ売れるわ」と率直に思いました。
何しろスタッフ陣が豪華で、看板こそ旧来のままですが、ジブリやIGや名だたるスタジオや有名なスタッフの方々が加わっており、なおかつ配給が「東宝」ですから、脇の甘さもなく、そういったところが「売れるわ」の理由なわけです。
旧来からのファンとしては、画にしてもストーリーにしても、もう少し「濃く」てもよかったかなと思いました。
さて、要素を1つ1つ考察してみますが、まずストーリー。これは前作の「言の葉の庭」と打って変わって、純文学というより、どちらかとうと大衆文学よりになった感があります。セオリーを踏襲しているのも分かります。パンフにもありましたが随分と試行錯誤・勉強したみたいです。細かい所で突っ込みどころは無いわけではないですが、逆にそれが観客の考察や想像を膨らます余地にもなりますし。
画の方については、なんといってもキャラクターデザインの重要性を見せつけられたと思います。アニメーションはすごい人達ばっかりなので文句なし。ただ、画のコントラストについては、新海さんらしさが薄まっていたので、そこが少し不満です。
音楽についてはなかなか評価しがたく、主題歌や歌ものについてはとてもよかったのですが、BGMについてはもう少し印象が薄いかなというのが正直なところです。ストリングスで助けられた部分が多く、やはり青弦さんの音はやはり良いなぁと思った次第です(最初聞いた瞬間に「青弦さんかなぁ」と思ったら当たってたので我ながら勘がいいというか、変なところで耳がいいというか)
大衆向けの作品はこれが初めてではなく「星を追う子ども」が近い作品なのですが、もしこれが配給が東宝で今回のようなスタッフ陣だったならば同じくらいヒットしたんじゃないかと思ってしまいます。少しばかり歯がゆいものがあります。
ポイントも溜まったし今のところ新海さんの作品で1番好みである「言の葉の庭」のブルーレイでも買おうかなぁと思います。
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デザインフェスタ Vol41
今回は参加する側。といってもお手伝い。当初はなにか出す気まんまんだったけど、何もできなかった。次の機会にリベンジということで。
デザフェスについて
ふらっとデザフェスに行ってきました。それなりに収穫(情報だけ)もありホクホク。
デザフェスはデザインフェスタの略ですが、イマイチ名称がしっくりきていません。デザインといいつつ、出展しているものは多種多少で、音楽のライブイベントなどもあります。多少の商売気もあるので、個人的には大人の文化祭のようなモノだと思っています。他のデザイン系イベントより、わりと好きです。そんな内容ですから、どちらかというと「アート」や「クラフト」の方がしっくりくるのですが、まぁなんとなくデザフェスで定着しているので、他に適当な名前があるわけでもなし、致し方ないかなと。
ここ数年、デザフェスに顔を出すことが多いです。元々、妻の知り合いが何人か出てることもあり挨拶がてら行くことが多かったのですが、昨今の絵や雑貨の事情といいますが、流行り廃りであったり、気になる作家さんをチェックしたりと、どこかのバイヤーかというくらい名刺をもらってきたりします。ゆくゆくは雑貨屋でもやるんじゃないかと思うくらいです。
こういうイベントに出ると、刺激を受けて自分の表現欲が高まっていくのもあるのですが、自分の趣味嗜好や価値観の傾向を知る、良い機会だと思います。何が好きで、どんものにぐっとくるのか。なんせ出展の数が多いものですから、琴線に触れているかを瞬時に判断していくことになります。感覚を研ぎ澄ますという意味では結構大事な作業かなと思いました。
ソチオリンピック雑感
あまり最初から期待していなかった分、とても楽しかった五輪でした。
- カーリング
結果5位とそこそこの成績となりましたが、世界との差が如実に出たなぁという印象でした。小技は効くのですが、特に力で押したい時には日本は不利に感じました。素人目で見ても肝心な時のミスも目立ちましたし、国内での競技全体のレベルアップ(底上げ)が必要なんだろうなぁと思いました。
- スピードスケート
ひと昔前はメダルラッシュの印象でしたが今回は残念。例えば500mの記録は長野五輪の時(清水が金を取った時)と比べると1秒ほど縮まっており、進歩が止まらない競技で勝ち続けるのはなかなか難しいと思いました。
- フィギュアスケート
- モーグル
- スキージャンプ/ノルディック複合
- スノーボード