『創造は発見である』

 何か表題がエラそうですね。でもコレは私が常々思っていることです。ちょっと数学チックな説明します。
 例えば音楽について。西洋音楽の場合、12音×8オクターヴと2の累乗分割のテンポですべての音を定義します。
作曲する時、永遠に続く曲は現実的に不可能なので適当な時間枠が生じます。すると無数の音の組み合わせが数えることができます。
けれども無限ではありません。限界があるのです。
その全事象を1とすると、実際に良い曲と聞こえる音の組み合わせは1のうちの何割かにすぎません。
そしてさらにその何割かはスコアとして我々は目にしているでせう。残りの何割かを作曲家たちは『発見』しようとするわけです。
 これはシナリオなどにも言えることで、シェークスピアでほとんどのパターンは出尽くしたと言われています。
奇抜なパターンを見つけたとしても、それは先人がすでに発見したものの淘汰されたものかもしれません。
 極端な言い方をしてしまえば、我々がゼロから創り上げたモノと思っているモノはすでに何処かに存在していて、たまたま我々が
『発見』したのではないかと思うのです。だから私は新しいストーリーやアイデアが浮かんだときは『あっ、見つけた』と叫びます。
たとえバッハが小フーガを作曲しなくとも、いずれ誰かが同じモノを作曲したのでは無いかと思うのです。
 万有引力や微分積分法を発見したニュートンの遺言にはこんな行がありました。
「私の発見したものは海岸で拾った小さな貝殻にすぎない。
しかし前を見れば広大な海があるではないか」(確かこんな感じでした)

ペイオフ解禁

※この前、『コンビニがレシートを集める理由(ワケ)』でいろいろ書きましたけど、実はレジが
本社のコンピュータと直結してるので小売店の小遣い稼ぎはできないんですよね。ってことは
企業ぐるみで脱税?んなわけないか
 いよいよこの4月からペイオフ解禁です。って言っても、定期預金だけですけど。
来年の4月からは普通預金もペイオフとなります。
 ペイオフってのは『もし銀行がつぶれたときに預金が1000万円とその利息しか補償されない』
っていうような事はみなさん知ってると思うけど、ちょっと注意が必要です。
1:同じ銀行で口座を2つもっても意味ナシ
 1000万円までなら2つ口座もてばいいじゃーん、と考えてもダメです。
1口座ぶんしか補償されません。他の銀行に口座を持てば大丈夫ですけど。
2:郵便貯金は1000万円まで
 それじゃぁ銀行じゃなくて郵貯してやる~って言っても、郵貯は1000万円しか貯金できません。
最近の銀行はサービスよくなってるから郵貯も銀行もあんまり差が無くなってるわけですな。
3:住所
 っていうかね、本籍の住所じゃないと何千万円だろうと何千円だろうと一銭も補償されません。
私も神奈川県の住所で通帳を作ってますけど、もし銀行がつぶれたら一銭もかえってきません。
注意して下さいな。
 というわけで、ペイオフのお話は終わり。自己責任を求められる制度なので、
『知らなかった』って泣いても誰も助けてくれなくなるんだよなぁ

CG carnival 2002

 3月31日に
『CG carnival 2002』
に行ってきました。すごく混むだろうと予想していったのですが、
あんまり混んでなかったのよね。あんまり有名じゃないのかな?おかげでゆったりと会場をまわれたけど…。
 結論から言ってしまうと、私はあまり3DCGというものがあまり好きではないらしい。
あと、今回は好きな作家さんもいたけど、有名な作家さんはそれなりに上手だし、コレといった新発見はなくて、
大絶賛するような心境には少なくともなれなかった。
 では、印象に残った作家さんの紹介。
新海誠さん
 今回は『ほしのこえ』というアニメーションを発表。基本的には2Dアニメーションです。随所にすさまじい画力が発揮されてます。
ただ、所々に某アニメの影響が見受けられ、あとキャラクターデザイン・ストーリー構成はまだまだ物足りなさを感じます。
なんか人気があるみたいで上映会は満員でした。これからが期待の作家さんです。
木村俊幸さん
 宇多田ヒカルのPVでCG担当してるって言えば少し分かると思うけど、『FINAL DISTANCE』や
『traveling』のCGがそれです。あと『弟切草』のグラフィックなんかもそうです。クレーアニメーションやったり…。
私としてはスタイルというか世界観が何か好きです。
奥井宏幸さん
 『アフォーダンス』←う~ん、シュールだ………
 う~ん、まぁまぁかなぁって感じです。もっと、こう、熱いのを期待してたんですけど。しょうがないかぁ、
3DCGってあんまり好きじゃないんだもん。

岩井俊二という監督

 さてさて、本業の映画のreviewです。
 私は春学期にシネマトグラフィーを勉強した時に、恥ずかしながら初めて岩井俊二監督を知りました。
課題の映画に「ラヴ・レター」という作品があって、それを初めて見た時めちゃくちゃ感動したのを覚えています。
よくよく考えればストーリー自体は単純でなんてことないんですけど、彼の表現方法はすばらしいモノがあると思います。
というのはちゃんとしたワケがあって、その一つ目の要因は「漫画を見ている感覚」ではないかと思うのです。
 映画と漫画の演出方法はおおかた似通った傾向があります。
彼の作品はどちらかというと長編コミックを読んでいる感覚に近いと思うのです。
映画あるいはアニメーションと漫画の決定的違いは画が動いているか否かという点にあります。
静止画には表現出来ないモノを動画で表現しようとした結果であるのです。
結局は一つの動作をどう表現するかの問題で、どのような動作でも静止画で表現できなくは無いのです。
手塚治虫の漫画が逆に劇場的・映画的と評されるのはその事の証明になっていると思います。
つまり、岩井俊二監督の映画は特殊効果など無駄な動きを省いて最小限のいわば原始的な画であると言えると思います。
 二つ目の要因は「編集」にあります。漫画では一つの動作を表現するのに多くのコマ割りを必要とする場合があります。
たった一コマで表現できてしまう時がありますが(静止画ではコレが一番難しい)
たいてい漫画家とういのはコマ割りが評価の対象となります(ネームと言われるヤツ)。
彼の映画ではこの漫画に似たコマ割りが巧みに組み込まれているのです。
その詳しい分析はおそらく今後私の研究課題になってゆくと思いますが、
もし彼が絵が上手かったら良い漫画家になっていたと思います。
 映画監督を目指す人はとても参考になると思いますよ。
オススメ岩井俊二監督作品
・「ラブ・レター」(感動作です。面白いです)
・「スワロウテイル」(一番、マンガっぽい作品。めっちゃ面白い)
・「フライド ドラゴン フィッシュ」(とにかく面白い)
↑説明になってない(笑)
「リリィシュシュ」はビデオ出たら見ます。

とかく、みなさんは桜の事を『めでたい』花だと思ってるでしょ。実のところ、そうでは無いんです。
3月4月は卒業とか入学とか就職とかいろいろめでたいことがあって、そう言うイメージがすっかり定着してしまいましたが、
どちらかというと古来から『妖』や『狂』の意味合いの方が強いのではないかと思います。
昔々のお話ですが、人が死ぬと墓石の代わりに桜の木を植えたというような話もあります。
桜の木の下に居ると気が狂ってしまうと言う話もあります。
『めでたい』から花見をするのではなくて、いわば不思議な覚醒を味わうために人々は花見をするのではないですかね。
科学的には桜の花粉にはミネラル分と麻薬的な成分が含まれているようですけど・・・。
すでに東京では桜が満開ですが、皆さんは「咲き始め」と「満開」と「散り始め」いつの時期に桜を見るのが好きですかね?
私はだんぜん「散り始め」。ほとんどの友人もそう答えました。あの「儚さ」「わびしさ」日本人の心ですよ。
参考文献
・梶井基次郎:「桜の樹の下には」
・坂口安吾:「桜の森の満開の下」