初入院と初手術

齢33にして初めての入院と手術をしました。
痔ろうという初めて聞いたおしりの病気でした。病状としては日常生活には支障もなく重症ではないので放置でもよかったのですが、後々重症化したり、他の病気の遠因になりかねないので、体力があるうちにやっておこうと思い入院・手術しました。いくつか思うところがあったのでメモ。
・麻酔はすごくてやっぱり不安
下半身麻酔をしたのですがまったく身体が動かなくなり、単純に感動すら覚えたのですが、数日痺れが残ったり、リスクも不安も残りました。しなくて良いならしない方がいいんだろうなと。
・手術は流れ作業
完全にまな板の上の鯉。まるで工場で修理される家電の一部みたいな感じ。上半身は麻酔が効いていないので医者の会話を聞いたり、自分の肉が焼ける臭いがしたり(おそらくレーザーメス)。手術室は低音量で音楽が流れていて、あまり緊張感がなかったのが意外でした。
・相部屋は避けられるなら避けた方が良いかも
個室の料金が多少高かったのもありますが、ものは試しと6人部屋で過ごしました。入院した病院は同じ症状の人だけではなく、それなりに別の病気でそれなりに重症の方もいらっしゃったりしたものですから、会話などを漏れ聞いてしまうと、結構凹むものがありました。息子の寝息でも寝られない事がある自分としては、他人の寝息が聞こえる状況での就寝は結構大変だったので(それを見越して耳栓はもっていったけども)、懐事情が許せば個室をとった方がストレスは少ないのかなと思いました。少なくとも自分の場合は。
・看護師は大変
看護師さんの働きを目の当たりにするのですが、看護の領域が様々で「遠慮無く言ってくださいね~」とは言われるものの、看護師さんの出動具合(ナースコールでの呼び出し)を見ていると結構躊躇します。もちろん身体不自由な時は色々お願いしましたが、最後の方は「若いししっかりしてるから~」ということで薬やら何やら諸々自己管理に移行しました。その方が気が楽でしたけど。少子高齢化でますます病人の老人が増えて、看護師の成り手が少なくなるといった今後の病院の様子を想像すると、今でもかならりブラックな印象があるのに、かなり空恐ろしいものがあります。基本的には病気にならずいることがベストなんでしょうけど。いろいろ検診は受けてみようと思った次第です。