本「オーダーメイド殺人クラブ」

入院中にさくっと読了しました。(入院の話はまた今度)
ちゃんと辻村さんの作品(長編)を読むのは初めてで、特に前提知識はなくさくさくと読み進めました。
最初はただならぬ雰囲気を感じながらハラハラしましたが、読み終えた時にはなんという多幸感。(とはいえ闇はあるけど)
巻末の大槻ケンヂの解説にあったように、もうこれは痛々しい黒歴史をフェードバックさせるストーリーでした。
(コンテンツは違えど主人公たちに感情移入する部分がかなりありました)
ところで舞台が自分の地元の近所ということで、周辺状況が結構しっくりくることもあり、その点でも感情移入の助けになっていたような気がします。
一方で共感しにくい部分としては、女子同士の友情のもつれやスクールカーストの移ろいの部分。
思えばスクールカーストとは、あるいにはあったとは思うけれども、自分は無縁だったような。。。(ただ単に外れ値だっただけかも)