五輪開催が決まった

2020年の五輪開催が決まりました。当然5時まで起きていられるはずもなく、朝のニュースで知ったわけですが、いち都民としては複雑な心境で、半分以上は賛成。残りは色々課題はあるよなぁと思っていました。

賛成の理由
オリンピックは好きですし、スポーツ観戦は軒並み好きです。近場の開催であれば観戦に行くハードルも低くなるのと、息子にも経験させてあげたいです。もしスポーツをしていれば尚更。2020年は息子は8歳になるので、今の住所であれば、もしかしたら小学校とかでマイナー競技の観客として動員されるかもしれません。個人の趣味としてはサッカーを見に行きたいですし、マラソンであれば沿道に出ればすぐに観戦できます。地元開催スバラシイ。

懸念点として
1つは財政。元長野県民としては長野五輪後の迷走は今思うと異常でもあったと思います。田中元知事によって借金を減らすことはできたものの、その時に強いた負担は今でも影響が残っています。インフラ面では便利にはなったものの、ランニングコストがかさみ、マイナーチェンジを繰り返しながらどうにかサービスを維持している状況です。例えば新幹線の開通によってローカル線は第3セクターになったわけですが、リストラと運賃の値上げを繰り返し、なんとか廃線は免れているます。一概に五輪のせいとも言い切れないのですが(軽井沢町は相変わらず交付金ゼロですし)、財政出動の先食いをして、後の数年は我慢を続けたような印象です。むやみに不安を煽って政治は迷走するし、今思えば財界のバランスも崩れたのかもしれません。(田中元知事を担ぎだしたのは地銀の八十二銀行)
というわけで歴史に学ぶとなると、インフラを整備ときはちゃんとランニングコストと投資効果をちゃんと見極めて計画して欲しいなと。まぁもともと江東区は空き地ばっかりだし、もともと市場移転の話とか計画済みの話もあるし、国立競技場は一応リフォームということだし。ついでに老朽化したインフラの整備も考えて欲しいものです。
もう1つは原発および震災の件。これでもう東電をスケープゴートにはできなくなったと思うし、被災地への支援も同時に注力していかなければならないので、その点ではよかったと思います。(財政面では既に復興支援の増税はされているので、追加的に何かするというよりは、五輪と震災からの復興は1セットの扱いになるのかなと)しかしながら原発事故処理についてはリスクであることには変わりはないし、再度、震災が起こらない保証はどこにもありません。それはどこの国でもいえることだけども、先の震災のダメージがまだ残っているというのは心配ではあります。
経済面ではプチバブルになるかも。なんだかんだで臨海地区の地価は値上がりしそうですし、景気も全体的に上向くと思います。五輪が下支え要因となるとますます消費税の先送りされることはなくなるかもしれません(つまり予定通りの増税なのかなぁ)。